石室内の視点から360度にわたって俯瞰されるバーチャル映像の迫力には圧倒必至
今日は九州国立博物館に行きましたが、目的は企画展ではなく、完成したばかりの日ノ岡古墳バーチャル映像です。常設展のバーチャルシアターで10月から公開されています。今までの中で一番出来がよいのでは?と思えるほど圧巻の完成度でした。
石室全面に装飾のあるこの古墳見学出来るのですが、上すぼみ形石室の天井石が落ちた穴から覗き込むだけですので、観察角度が非常にきつく、文様が確認しづらいのが不満でした。
これ、写真ではなくてバーチャル映像なのですけれど本物のような完成度には見とれるばかりですね。しかも、これが動くんですよ!

一階ホールではデジタルアーカイブに関する解説パネルが特集展示されていました。その隣の液晶テレビではこれまで作成された全ての装飾古墳バーチャル映像が繰り返し公開されていました
しかし、完成したこのバーチャル映像を見ると、まるで石室内に降りたって、内部から石室を見渡したような感覚を味わうことが可能でした。私は中学生の時に階段で下りてこの壁画を見たことがあるのですが、その時の感覚、感動が生々しく蘇るようでした。
上映時間が5分と短いのだけが不満で出来ればもっと長時間見とれていたいのですが、一般向けを考えると仕方ないかも知れませんね。私みたいなマニア向けに長時間のDVD版でも作って頂きたいものです。
常設展だけでなく、一階ホールで開催中の「進化する博物館-デジタル・アーカイブの可能性を探る」でもデジタルアーカイブ手法解説パネルと共に、液晶テレビでこれまで作られた全てのバーチャル映像(王塚、弁慶ガ穴、中原狐塚)が一緒に公開されていましたよ。こちらの方も注目ですね(こちらは20日まで)。
パネルの前では凸版印刷のスタッフの方に丁寧に解説して頂きました。技術革新がもたらす新たな可能性にまた一つ感心させられた1日でした。これからも多くの古墳をデジタル化して頂けますよう強く期待いたします。
