
右:この風景の中で、右壁の向こうに建つ石碑の更に右側に古墳はあります左:古墳の前のこの板碑が解説版を兼ねています
次は五反田古墳でした。恥ずかしながらこれまで生きてきて初めての訪問でした。
この古墳は田川内古墳、日奈久阿蘇神社の北側にあります。目印となるのは「金剛小学校敷川内分校」の建物です。
この校舎の後背の線路を超えた先あたりに古墳はありますが、墳丘、石室がほとんど破壊された状態で、民家の庭の中にありますので、探すのに結構苦労します。
玄関門の中にありますので、家の方に必ず声をかけて見学しましょう。


左:これが古墳の全景、小さい肥後型石室の石材はほとんど持ち去られ、石障石材三枚が残るのみである
右:天井石のように後年被せられた石材下の奥壁には並列二個の円文が陰刻されるが風化剥落が進んでいる


左:右壁石障材にも二個の円文が並列印刻されるが、奥壁寄りの一個は表面剥離が進んで保存が危ぶまれる状態
右:屋根のない入口側の円文の方は雨曝しですが、まだ健在ではあります
庭の隅にある五反田古墳の装飾は、僅かに残った低い石障材の奥壁と右壁に二個ずつの円文が陰刻されているものです。大変整った形の円文なのですが、風化が進み、今にも剥落しそうな状況が大変痛ましものでした。石材の強化と保存施設整備が望まれます。
それにしても敷地の中に装飾古墳がある・・・・・・そのような家にいつか住んでみたいものです。この年になってまた一つ未見の装飾古墳を消したことに満足し、私はこの古墳を最後に日奈久地区を後にしました。