直弧文に関する文献を入手しました | 蕨手のブログ

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 昨年末、久しぶりにブラリと立ち寄った福岡市博物館、この書籍コーナーで偶然直弧文に関する本を見つけ、直ちに購入しました。
 私が就職した年に発行された結構古い文献でしたが、この様なライブラリーがあったことも今まで知らず、世間には、まだまだ私の知らない本がいっぱいあるものだと思い知らされました。突然思い立って寄った場所では思いも寄らない収穫があるのが常です。

 直弧文は、弥生後期から古墳前期にかけて流行し、急速に廃れた不思議な形の文様です。非常に謎が多く、ハッキリしたことの解らない文様で、専門に取り扱った本は大変珍しいと思います。

 家で早速読みました。文様の起源に関しては、著者も述べているようにしているように、未だ掘り下げが足らない印象です(無理もありせんが)。しかし、様々な使用例を比較検討、類型化した内容は、この文様に興味のある方にはお勧めの一品となっています。

 直弧文についてまともに取り上げると寝れなくなりそうなのでサラリと終わりますが、一つだけ考察します。

 謎が多いのは、現存する文様が全て本当の使用例の簡略化されたレプリカであることに起因しているのだろうと私は思っています(この本でも同様に考察されています)。

 本来は皮か布等でできた実用品を飾っていた装飾だったのではないでしょうか?そして現存しているのは簡略化され石や埴輪に刻まれたレプリカ品なのでは?本来の姿ではないから本質が良く掴めないのだと思ってます。

 日本の何処かの土の中から、オリジナルの直弧文が出土する日を夢見ています。

 この文様に関しては、いつか正面から考察したいです。