水のように想う -版画を買う2ー | 明るいワラビネーゼの生活

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自称ご近所に住む漫画家北川玲子/きたがわれいこが、毎日のちょっとした出来事や楽しみごとを書いて見ました。
週末は長年習っている大人のクラシックバレエのことを4コマ漫画にしてアップしています。


明るいワラビネーゼの生活-版画1


また更新をさぼってしまった


日付見たら4月ははじめて!!


前置きはいいから、以前予告した、版画をアップしました



題名は「水のように想う」



と言っても、もう額装してあるので、どうしても額縁のガラスが光るし


ガラスと白地に、写真をとろうとするわたしの姿と影が映りこんで


作者の小川淳子さんに申し訳ないぐらい、うまく写せない!!ガーン


でもすこしでも、きたがわのよろこびをみなさんにお伝えしたいのです


実物はこの100倍もい~のよ~!!!



細部はこんなかんじ

明るいワラビネーゼの生活-版画2


小川さんの作品は小口版画といって、硬い木に、木版とは思えないような、緻密な線で彫りこむのです


当然大きな作品はそんなにできません


どちらかというと、挿絵などに向いている技法だそうですね


なんとなく夢の中にでてきそうなかんじでしょう?



「水のように想う」という、その題名が、


なんだかわたしの気持ちにぴったりだったので、


作品が忘れがたくて買ってしまいました



といっても、こういう作家の個展で作品を買うのは初めて



最初はそのまま画廊を出たものの、


よくよく考えたら、自分が遊びに費やす、あれこれのお金のことを思えば


けしてぜいたくな金額ではないし、まして無駄づかいでは、絶対ないなと気づき、


最終日にもういちど浦和のギャラリーに戻って買いました



ちょっとどきどきしましたが、まず、もう一度版画を確認して・・・


もう一度見てみると、同じ部屋にあった、「鳥篭男」という版画にも惹かれましたが


(お見せできないのが残念、これも夢でも見ているような絵)


初志貫徹



階下のフロアにいるオーナーの方は仕事の話かずっと長電話


で、ちょうど作家の小川さん本人がいらして、買いたい旨を伝えました


わたしがどきどきしながら、


「わたしこういう所で、版画を買うの、初めてなんです」


といったら、小川さんは


「わたしも買ってもらうの、初めてなんです」



なんてすてきなんでしょう!!!


わたしが彼女の初めてのお客さんなんですね!!!



というわけで、版画はエディション1


(一番上に写真に書いてある1/20は1月20日って意味じゃないんですよ)



やっと電話の終わったオーナーに包んでもらって


またもどきどきしながら画廊を出ました


(うわー、買っちゃったー)



きたがわ人生初の体験でした得意げ



こちらが額装した全体像です



明るいワラビネーゼの生活-版画3



とても緻密で小さい作品です


至近距離で見たい作品なのですが、しまいこむのもいやなので、


展示してあったまま、額ごと買ってきました



飾るベストポジションを思案中ですが、おしゃれなイーゼルを買って、それに飾ったらいいかなと思っています