九州をたまに出たくなる男、蕨です(なお出たことはありません)。
今回はミニネタとして、伊敷七窪にある大重谷水源の旧・水汲み場を取り上げます。
七窪隧道跡から七窪水源地方面へ進む途中。
道脇にナニカがあります。それもとても香ばしいナニカ。
…と本題の前に看板があったのでそちらを。
鹿児島市近郊、伊敷には明ヶ窪や大重谷、そして水源施設が土木的価値を強く認められている七窪等の湧き水が多く存在します。
特に七窪はかなり早い段階から水道施設として整備され、鹿児島の水道を今もなお支える名水の一つです。
そんな七窪にちなんだ焼酎があるそうです。気になりますが焼酎を飲める舌で無いのが悔やまれます。
さて本題。石造りの擁壁に、ポッカリ何か穴が空いています。
それもThe 鹿児島の水道施設な石造りアーチ。
排水溝まで石造りです。凄い。
奥行きはほぼなく、そこらの防空壕より少し長い程度でした。
最奥には銀色に光る扉が見えます。
何やら注意書き。ガラス製の~と書いてあります(雑)。
鉄扉の隙間から中を撮影。凄く丁寧な石造り空間になっています。
水神様も鎮座しているようでした。
さて、この穴についてですが、写真を見れば想像出来る通り水汲み場の跡地になります。
大重谷水源と呼ばれるこの場所は私営の水源施設であり、湧水や食事処等の複合的な施設として整備されています。
ちなみにこの水汲み場跡は管理施設?の地下らしく、奥の扉の先には地下道か何かがあるのではないかと思います。
水汲み場跡の反対側は貯水池になっていました。
水汲み場は廃止されたわけではなく、少しだけ低い広場に移転されています。
今現在は300円で入場できるらしいので気になった方はぜひ(取水で別途料金がかかるかは不明なのでお調べください)。
今回はここまでとします。