東日本大震災から2年が経ちました。
我々が活動しておりますわらべ地蔵を被災地へプロジェクトも一昨日の
3月9日に”わらべ地蔵開眼供養及び東日本大震災三回忌法要”
を執り行い、無事に円成いたしました。
また今年は昨年とは打って変わって快晴に恵まれ、
当日は全国から彫像会にご参加頂きました方々にも多数ご参列頂きました。
また、この日の為に改めて各会場の集合写真をこのようなポスターにしたところ、
約1年半の活動で75の寺院会場で2937体のお地蔵様が完成致しました。
改めましてこれまでにご支援ご賛同頂きました方々にはお礼申し上げます。
このうち、約2400体がすでに被災者の方々に渡っておりまして、
残りの600体のお地蔵様をこのように並べ開眼致しました。
御位牌も当方が製作し、裏面には震災の詳細をこのように彫りました。
この御位牌は同級生の寺院であります仙台市・保春院様に寄進致しました。
また、象徴佛のほうも製作途中ではありますが皆さんに公開させて頂きました。
当日は円覚寺管長猊下に法話を頂いたのですが、その中でこのようなお話をされました。
三回忌とは、大祥忌(だいしょうき)とも言い
その中には幸いを意味する「祥」の字が含まれています。
喪の気持ちから、この大祥忌を境に少し晴着を着てみてもいいじゃないか・・・
なぜなら今、生きている人は精一杯生きて行かなくてはならない・・・
それが使命であり、そしてそれが亡くなられた方々への次なるご冥福を
祈る形ではないか・・・と仰られました。
私はこのお言葉、心に迫るものがありました。そして同時に彫像会で見られた皆様の
笑顔を思い出しました。
被災地では前を向いて歩き出している人もいれば、
やはり今も前を向けていない方もおられます。
それは被災地だけではないとも思います。この震災で深く傷付かれた方々
は全国に多数おられます。
我々がテーマに掲げている”想いを形に”する事でそれが笑顔に繋がるのであれば・・・
それが、人と人とが繋がる・・・そんな役に立つのであれば・・・
心の支援活動を続けて行く所存でございます。
来年、3月に同じく瑞巌寺様にて象徴仏開眼法要及び東日本大震災物故者法要を
執り行う予定です。
微力ではありますが遠方に住んでいる我々に出来る事はこのような形で
東北に足を運んで頂き、人との繋がり、そして支援のきっかけに繋がればと思います。
改めましてわらべ地蔵を被災地へプロジェクトスタッフ共々、
これまでにご支援ご賛同頂きました方々にはお礼申し上げますと共に
皆々様には引き続き、ご支援・ご賛同の程、宜しくお願い申し上げます。