上田市で環境フォーラムがあった。
この手の自治体主催のものは、ほぼ参加したことがないのだが、演題に興味が持てたので行こうとしてた。
なのに朝8時過ぎてから腹痛。
トイレに座りっぱなしで、体力消耗。
zoom参加に切り替えて拝聴。
正解だったかも、午前午後とも2時間ずつと、長かったのだ。
行ったら身体が保たなくて、半日で帰ってたかも。
おもしろいなぁと思えたのは、筑波大学山岳科学センターの先生、田中健太さんのお話。
草原が大切。
草原には貴重な植物が残っているとのこと。
ソウゲンというと、だだっ広い雑草だらけの場所が浮かんだが、そうではないらしい。
クサハラに近い感覚か。
調査は菅平高原・上田市の山城・塩田のため池周辺で行われ、
程々に手入れがされ、古い場所ほど植物の種類が多く、貴重なのもある。
放置されてしまった山城や、改良工事がなされたため池周辺は、植物も半減。
多くの植物があるということは、寄ってくる昆虫の種類も多い。
山城は見張りのために草原空間があったんだって
地域で守られていないような山城は、草原だった場所に木が生えて見渡せないそうな
太郎山に登った時、上まで行けば良き眺望なんだけど、途中景色が見えないのは残念だった印象があり、以前は途中も見晴らしの良い場所もあったんだろうか?
塩田平は降水量が少なく、それを補うためのため池。
まさか、あの土手を草原と呼ぶとは!
写真を見て思い起こせば、確かにけっこうな面積である。
植物の種類が多いと、地中の有用微生物の種類も多くて、医薬品への転用という新たな儲かりネタになっているらしー。
というわけで、畑の雑草も抜いて掻き回せばいいってわけがない。
地上の昆虫はわかりやすいが、実は地中ではドラマティックなことが起きているはずだと確信し、4時間はムダではなかったと納得する。