皆様こんばんは。

 

昨夜旅行から帰ってきました。

行先は北の大地北海道。 3月31日いっぱいで廃止となる夕張線に行ってきました。

正式名称は石勝線夕張支線ですが

明治から大正、そして昭和へと長い間石炭を運び日本を支えたことに敬意を示し

”夕張線”と呼ばせていただきます。

 

改めて夕張線の歴史を振り返ってみましょう。

元々は北海道炭礦鉄道(ほっかいどうたんこうてつどう)夕張線として明治25年に開業しました。

 

一時期夕張~追分間の全線が複線化されるなど石炭輸送が旺盛でしたがやがて衰退。

廃線の可能性もありましたが、昭和56年に十勝方面のバイパスとなる石勝線が開業した際

夕張線の追分~新夕張(旧紅葉山)間が石勝線に編入。

新夕張~夕張間も石勝線夕張支線となり九死一生を得ました。

 

石炭輸送はJR化後の昭和62年7月22日の三菱石炭鉱業大夕張鉄道線廃止及び

同年10月13日の北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道廃止に伴い終了しています。

そして乗客は減り続け平成28年のダイヤ改正で列車本数は9往復から5往復に。

折しも当時の夕張市長がJR側に鉄道廃止を逆提案し、遂に命脈が途切れました。

 

自分は平成29年の夏に訪れましたが・・・

 

その時は列車が一日5往復に減便されており、自分が行ける列車は一往復。

しかもその列車は夕張での折り返し時間が8分という短さでした。

その上一万円の切符を無くしたと勘違いし、もう一度買いなおしたという・・・

その切符は翌年の正月に見つかりましたとサ。 ハハハ・・・

まぁ、良くも悪くもいろんな思い出があります。

 

前置きが長くなりましたが、

せっかくなので3月29日~31日に撮った夕張線の写真を載せてみます。

長い間拙い写真をお見せすることになるのが辛抱を。

 

■3月29日(金) この日は平日だからか2両でした。 思ったよりも混んでなかった印象です。

            長編成の3両を期待したのに2両で撮る側としては残念でした。

     ⇐新夕張 キハ40 1763キハ40 354 夕張⇒

                 一般色      日高線色

9268D 鹿ノ谷駅俯瞰

 

9268Dが鹿ノ谷駅停車中に先回りして撮影。 ま、眩しいぜ‼

 

9269D 鹿の谷駅付近 単行も夕張線の一つの歴史です。

 

9270D 鹿の谷駅付近 背景の山と撮ろうとしたら山が・・・

 

9271D 夕張駅付近 自分はなにをしたい・・・

 

■3月30日(土) 休みに突入。 編成は3両になったものの、それでも乗車率100%超え‼

        そのくせ前ドアしか開けないので最大10分超の遅れが・・・

        前日の2両の真ん中に「北海道の恵み」というネタ車両を連結した最終形態です。

     ⇐新夕張 キハ40 1763キハ40 1780キハ40 354 夕張⇒

                 一般色     道央 花の恵み    日高線色

9269D 鹿ノ谷駅の線路を跨ぐ橋から乗ってきた列車を。

 

9270D 前日のリベンジ スカートが切れたァーー!!! リベンジ失敗です。

 

9271D 清水沢~鹿の谷間 超有名な清水沢S字です。

 

9272D 9271Dを撮影した場所の近くで。 一番気に入ってるかも。

 

9273Dはこれまた有名な清水沢駅でも撮影です。 皆様、このカットどこかで見たことあるのでは?

 

ヨンマルは良きもの♪

 

そして発車です。 右に写っている人影は親子連れ

  お子さんは大人になっても鉄道を覚えているかな?

 

そして最終日

■3月31日(日) 昨日と同じ編成です。 すべてのドアを開けたので遅延はかなり減りました。

 

9267D 新夕張~沼ノ沢間の夕張川橋梁 北海道らしい雄大な光景です。

 

9268D 沼ノ沢駅構内 背景を見ると見事なまでの傾きよう・・・

 

引いてもう一発

 

9269D 沼ノ沢駅構内 ふざけた写真ばっか撮ってる自分にしては真面目かな? 

 

9270D 南清水沢駅至近 一見傾いていない様ですが

       背景の建物を見ると少し傾いているというトリック作品です。 目の錯覚は恐ろしい・・・

 

9271D 南清水沢駅至近 こちらは逆に列車が傾いていますが、

                  建物が傾いていないのでこれでOK。 写真の世界は奥が深いこと。

 

9272Dは夕張で1時間停車することを活用し、清水沢の山中で撮影します。

     移動には夕鉄バスを利用しましたが、撮り鉄込みで10人ほど・・・

     鉄道どころかバスまでなくなるんじゃないかと心配です。

            そして当の9272Dは・・・

 

一見良さげですが顔に木が掛かり、

左下には欄干が写りこむというバカをやらかしてしまいました。

くやしいのでトリミングっ‼

 

その悔しさをバネにして7キロほど歩き、夕張駅近くのファッション踏切で9273Dを撮影します。

画面奥の跨線橋は鹿ノ谷駅を跨ぐものです。

 

そしてJR北海道夕張線・最後の撮影となる9274D

歴史あるレンガの橋梁と絡めて撮影します。

遠くから「フォン」と警笛がすると通過はもうすぐ。 さあ来いヨンマル‼

 

あゝポールが・・・

 

この写真が自分が撮った最後の夕張線走行写真となりました。

 

その後の9275D→9276Dは最終列車に乗る列に並んでいたため夕張駅で軽く撮影。

幸せの黄色いハンカチを列車に向かって振りました。

 

 

やってもうた・・・

 

 

 

そして17時50分、9276Dの発車です。

 

 

 

 

・・・以上、夕張線の写真特集でした。

特に最後の発車シーンなんか見返すと泣きそうになります。

なぜなら・・・  もっと行けばよかった(涙)

なにせすんごく良い撮影地がてんこ盛りなんですもん。

何回行っても足りませんよ。

 

そんな訳で来年のGWで廃線となる札沼線にはなるべく多く行って撮影します。

必ず、必ず・・・

 

(追記) 元夕張市長、選挙活動中とはいえ夕張線の最後の勇姿を見に来ても良かったのでは?