作戦綱領に対する確率モデルの導入
これはいわゆる作戦研究(の指針)について記述しているつもりです。念のため。
取りあえず先日傍系さんとプレイしたウクライナ'44の話なんですが、初期配置のハンガリー軍ユニットをどの方向に回すかによって、期待し得る結果の確率分布が異なるわけですよね。
プレイ回数が少ないのでもしかしたら致命的な見落としをしているのかもしれませんが、現在までのプレイから推測するに3個ともドニエストル河北側で運用するのが最も平均的な結果を期待できる確率分布になって、ハンガリー軍をより多く南側で運用するほど期待し得る結果がばらつく確率分布になる感じでしょうか。3つとも南側で運用するのは独軍に不利な結果に極端に偏った確率分布が出るだけの気はしますが。
もしそうだとすると、あのゲームの結果の確率分布(セットアップ前の状態における)は一意的に存在するかそれとほぼ同等とみなせるはずなので(主要な要素がかなり固定されているので)、独軍が有利なゲームである場合はより平均的な結果を期待する方向に、独軍が不利なゲームである場合はより期待し得る結果がばらつく方向にプレイするのが妥当なのではないでしょうか。
前提として次の2点があります。不利な側を熟練したプレイヤーが持つべきということ。熟練したプレイヤーとは、平均的な結果を熟知しており、盤面全体の中から外れ値を見つけ出すことができ、その外れ値からより良い確率分布を導く計画へとシフトすることのできるプレイヤーのこと。
そういうわけでハンガリー軍の初動に限らず、第1装甲軍の戦線縮小の速度や装甲部隊による反撃の頻度および対象も同様に考えられるのではないでしょうか。
という考えの元に色々試しているので、次回も協力をお願いしますという話でした。それ以前にゲームバランスが根本的に破綻していないことを祈りますが。
ところで以前、佐官に確率モデルを積極的に利用した作戦綱領について話をしたんですが芳しくなかったのでこういう方向性は駄目なんでしょうかね。
どんなに可能性の小さいことも十分な数の試行の元では実現可能性は非常に高いという小数の法則が軍隊から見つかったのは偶然ではないはず。ということで実際の作戦においても、非常に多くの試行が繰り返されているためほぼ確実に外れ値が存在するはず。だから特に良い結果の部分について資源を多く投下し、一方で特に悪い結果の部分については即刻資源を引き揚げることによって、最初に立てた作戦計画から期待できる確率分布よりもより成功が期待できる分布へとシフトできるはずだ、というごく普通の話なんですが。
確かに戦場における混乱を度外視している話なので、迂闊に手を入れると部隊を混乱させるだけだという感覚があれば渋い顔もされるでしょう。だからといって、RMAを推進して戦場の霧を晴らそうとか言う気にもならないし。あるいはそれを実現可能にする仕組みが戦略予備(による戦果拡張)なんだと言われればそれまでですし。
なんかこう言いたいことがうまく伝えられないなあ。「そういう古典論的枠組みじゃなくて、もっと量子論的な何かなんですよ」とか言いそうになるのは良くない傾向だ。
取りあえず先日傍系さんとプレイしたウクライナ'44の話なんですが、初期配置のハンガリー軍ユニットをどの方向に回すかによって、期待し得る結果の確率分布が異なるわけですよね。
プレイ回数が少ないのでもしかしたら致命的な見落としをしているのかもしれませんが、現在までのプレイから推測するに3個ともドニエストル河北側で運用するのが最も平均的な結果を期待できる確率分布になって、ハンガリー軍をより多く南側で運用するほど期待し得る結果がばらつく確率分布になる感じでしょうか。3つとも南側で運用するのは独軍に不利な結果に極端に偏った確率分布が出るだけの気はしますが。
もしそうだとすると、あのゲームの結果の確率分布(セットアップ前の状態における)は一意的に存在するかそれとほぼ同等とみなせるはずなので(主要な要素がかなり固定されているので)、独軍が有利なゲームである場合はより平均的な結果を期待する方向に、独軍が不利なゲームである場合はより期待し得る結果がばらつく方向にプレイするのが妥当なのではないでしょうか。
前提として次の2点があります。不利な側を熟練したプレイヤーが持つべきということ。熟練したプレイヤーとは、平均的な結果を熟知しており、盤面全体の中から外れ値を見つけ出すことができ、その外れ値からより良い確率分布を導く計画へとシフトすることのできるプレイヤーのこと。
そういうわけでハンガリー軍の初動に限らず、第1装甲軍の戦線縮小の速度や装甲部隊による反撃の頻度および対象も同様に考えられるのではないでしょうか。
という考えの元に色々試しているので、次回も協力をお願いしますという話でした。それ以前にゲームバランスが根本的に破綻していないことを祈りますが。
ところで以前、佐官に確率モデルを積極的に利用した作戦綱領について話をしたんですが芳しくなかったのでこういう方向性は駄目なんでしょうかね。
どんなに可能性の小さいことも十分な数の試行の元では実現可能性は非常に高いという小数の法則が軍隊から見つかったのは偶然ではないはず。ということで実際の作戦においても、非常に多くの試行が繰り返されているためほぼ確実に外れ値が存在するはず。だから特に良い結果の部分について資源を多く投下し、一方で特に悪い結果の部分については即刻資源を引き揚げることによって、最初に立てた作戦計画から期待できる確率分布よりもより成功が期待できる分布へとシフトできるはずだ、というごく普通の話なんですが。
確かに戦場における混乱を度外視している話なので、迂闊に手を入れると部隊を混乱させるだけだという感覚があれば渋い顔もされるでしょう。だからといって、RMAを推進して戦場の霧を晴らそうとか言う気にもならないし。あるいはそれを実現可能にする仕組みが戦略予備(による戦果拡張)なんだと言われればそれまでですし。
なんかこう言いたいことがうまく伝えられないなあ。「そういう古典論的枠組みじゃなくて、もっと量子論的な何かなんですよ」とか言いそうになるのは良くない傾向だ。
