甘党宣言 | Study Hard

甘党宣言

 実際に甘党という政党を結成して辛党と対立したりすれば俺だって評価する。もちろん俺は辛党に忠誠を誓っているので絶対に転向はしない。私の口にいくらパフェを詰め込もうと、決して私の精神までスイーツ(笑)になりはしない。

 私がただ一人、今まで会った中でただ一人狂っていると思ったのは炒飯氏だけだ。
 狂っているというのは、おかしいとか気が触れているとか会話が通じないということではなく、明白に異なる体系の中で生きている人間のことだ。私は炒飯氏の「狂行」、まるで無限回の試行を有限回で事も無げに終わらせようとするがごとき神をも畏れぬ所業、を目の当たりにし言葉を失ったことを告白せざるをえない。狂気とは平均からの外れ具合で測れるものではない。狂気は3σの外にあるのではなく、σ=標準偏差という概念の外にあるのだ。
 私は彼が数学科に来なかったことを酷く残念に思う。彼なら昨今白眼視されがちな選択公理を、公理系に含むかどうかという詰らない論点ではなく、むしろさらに一般化するような狂気を見せてくれたに違いないからだ。多分それは彼にちなんで金のミッキー仮説と呼ばれることだろう。なお金のミッキーとは何の関係もない。

 15年後の私が、今を振り返ってみて、最も幸福な時代だったと評することには耐えられそうもない。これからの5年は本当に最後の機会なのだろうと思う。