いやはや | Study Hard

いやはや

 疲れた。
 いい加減、自動車の運転も慣れて来たというか、そろそろ慣れゆえに事故を起こす季節になってきたというか。この1週間で500kmくらいは乗ったような気がする(そのうち半分は傍系さん関連だが)。

 さすがに今乗っている190E2.6は名車で、きちんと手入れしてやれば当分は問題なく乗れそうだ。そして非常に重要なことだが、私の母はこの車を手入 れしたことなどない。逆に言えば、15年以上定期検査以外何も手入れしないで乗ってもまだ性能が発揮できる素晴らしい車でもある。
 定期検査さえすれば問題ないのは法律上であって、使用頻度に応じて日常点検が必要である、ということさえ母は理解できない。どのくらい理解できていない かというと、私が気になってタイヤの空気圧の点検をSSで依頼したら、1.5キロ(150kPa)だったよとスタンドのお兄さんに心配されたぐらいだ。ち なみに2キロ(200kPa)程度が通常の空気圧。

 少し前の記事で都市部での燃費が最悪時4km/Lだったと言ったが、実はこれは母が大半を運転していたときの数値。そもそも燃費以前に故障するかどうかのレベルで走っていたわけなので、こんな数値に意味があるとはあまり思えない。
 また、自分で運転するようになってから特に理解できるようになったのだが、母は急停車急発進の見本のような運転をするので燃費が悪いのも当然だ。実は幼 い頃は「この車はガタガタ揺れるなあ」と幼心に不満に思っていたのだが何のことはない、この名車の実力を母の乱暴運転は上回ってしまったというだけのこと だったのだ。
 そこで空気圧を調整して、運転を穏やかにした(つまり巡航を心掛けた)だけで都市部の推定燃費は6~7km/L以上に改善した。初心運転者の私がやって この結果なのだから何をか言わんや。エンジンの簡単な点検を加えればさらに良好な結果が得られるだろう。低速時の燃費が大幅に向上している現代車に比べれ ば劣るのは致し方ない。

 190Eに関する記事を読んでいたらあるドライバーの方が「都市部8km/L、高速時10km/L」と書いていた。これは非常に納得できる数値なのだ が、私の目測ではこの車の燃費は最高で15km/Lを超えそうだ。というのも個々のエンジンには最高のエネルギー効率を発揮できる範囲というのがあるのだ が、空気抵抗などと合わせて最適化してやれば通常では信じ難いような効率を発揮することができる。
 多くの人が陥る間違いとして「エンジンの回転数を下げると燃費が良くなる」というものがあるが、これはエネルギー効率という点から見ると、(かなりの場 合)エネルギー効率を下げると燃費が良くなると言っているようなもので甚だ矛盾を来している。一定の(平均)速度を前提として回転数が低ければ燃費が良く なるのであって、回転数だけから見れば低ければ燃費が良いなどとは言えない。要するに加減速を減らす定速巡航の問題と回転数の問題がごちゃ混ぜになってい るわけだ。

 ECCJ省エネルギーセンター
 自動車におけるエネルギー効率とは
 http://www.eccj.or.jp/drive/03/cont15.html

 上のコンテンツを読んで意味が分からないようでは燃費の問題は全然理解できないだろう。ただでさえ効率の低いガソリンエンジンをさらに低い効率で使って(7%とか)燃費を語っている市井の人を見ると悲しい気持ちにさえなるというものだ。
 かと言って中途半端に物知りなのも考えもので、熱力学の講義中に「オットーサイクル頭悪過ぎ」みたいなことを言っていた学生にも頭を抱えてしまう。じゃ あどうせいと。オットーサイクルじゃなくてカルノーサイクルだったかもしれないが、まあどうでも良い。それとてターボは燃費が悪化するとか言ってるアホよ りはずっとマシだが。

 ちなみに、特にこの190Eシリーズは空気抵抗を小さくするように設計されていることもあり、日本の道路では「速いほど燃費が良い」という一見して異常な結果 をもたらすことになる。エンジンの詳細なデータを持っていないので分からないが、3500回転で130km/hを維持して走ったときの燃費が相当良く、 115±15km/hで3000±700回転を維持して走った部分の局所的な燃費は目測で13km/L以上だった。

 なんだろこれ。誰に向けて書いた記事なんだか。