有明の劈頭に立ちて感慨無し | Study Hard

有明の劈頭に立ちて感慨無し

 水浴びは人類最良の発明。山形では本当に暑いときは冷やしラーメンぐらいしか食べる気力が起こらないそうだが、そんな感じ。

 今日は7時過ぎに国際展示場に着いて企業の列に並んだ。並んだのは良いのだが、A井さんの気さくな一面を見て少々驚いた。隣の人に気安く話しかけていたのだ。そこまでは良い。
 問題は話の内容だが、どうにも自身のことが多いようで困惑した。自身に関連することを話すのは別に問題ないのだが、どちらかと言うと「典型的な馬鹿女の愚痴」に近いものを感じ、話し相手の方の心情を慮り伏し目がちになることしばしであった。詳細はA井さんの全く個人的な部分に触れるので言わないが、簡単に言えば「ブログに書いてろ」という内容だ。

 苦言を呈するつもりはないが、あの場所は曲がりなりにも「オタクの祭典」である。であればこそ、まず発するべきは「お宅はどちらですか」ではないのだろうか。A井さんの話し相手になって下さった素晴らしい方が、寛容なガノタでギアスを見るような平均的なオタクで、最近は昼過ぎから来て島を中心に回ることや、ギャグ系も好きだがむしろ好きな作品ではエロ土人を買う割合が高まっていることなどがわかったのは、彼が友人に頼まれて向かうなのはブースへの岐路の直前であった。
 私が知りたいのは隣のお宅の夕飯であって隣家の不幸ではないので、A井さんに反応に困る身の上話をされてもションボリするばかりだ。逆にA井さんは身の上話がしたくて堪らないのだろうが……

 それはともかく私は電通のブースに行って、シャナとナギの抱き枕カバーとシャナとひぐらしのカレンダー(テレカのようなものでカレンダーとしての機能は誰も期待していないゆえ今年度の物でも何ら問題ない)を締めて9000円で買った。さらに八月のブースに行き一式を買い、計14500円を支出した。そして予定通り待ち合わせに失敗し、電源不要を回ってから帰った。
 心配はしていないが、結局これが自腹だということになったとしたら高い授業料だったと思って諦めよう。しかし今日本当に払った授業料は1万円や2万円ではなく、一期一会の相手に対する申し訳なさである。相手もそれなりに長いオタクのようであるから大丈夫だとは思うが、眼前で繰り広げられていたのはまさに「オタクへの偏見」が具現化したような救いのない状況であった。そして私が聖書の編纂者であれば間違いなく「ヨブ記Ⅱ」として組み込んだであろう。

【今日最も気になったこと】
 極僅かしかないウォーゲーム関連のブースの1つでふと聞き慣れた単語が耳に飛び込んで来た。
「山崎さん、大丈夫ですか?」

 ウォーゲームで他人に心配されるような(他意はない)山崎さんと言えば1人しか思い浮かばないのだが、あれはあの有名な山崎さんだったのだろうか。しかしそんなことはどうでも良く、その山崎さんの編纂したバルジゲームの総覧本は有名な山崎さんが編纂したものと考えて差し支えのない良い出来だった。

 それにしてもあの山崎さん。半分死んだように疲れた表情で、まるで深刻な心の傷を負ったような雰囲気であったが、そんな山崎さんはやっぱり自分は1人しか知らない。

【モストアレ賞】
 それにしてもA井さんは、自分が長年かかって体得した煽り・嫌がらせの技法をまるで何の苦もなくナチュラルにやってのける。もし意識してやっていないのだとしたら才能であり、また私の非才を思い知らされる次第だ。