Chaos RingsーiPadがゲーム機代替になるか?のお話 | メカゴレブログ[PC]

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どうも。どあーふです。

仕事に追われてついついブログの更新を怠ってしまいました。
盆ということもあり、親戚が集まったりとなんだか忙しいですね。
仕事が遅くまでなのは変わらないので、まぁネタがあったらゆっくり更新していきます。

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◆iPad用「Chaos Rings(ケイオスリングス)」登場
iPhoneで人気だったという、Chaos RingsのiPad版が登場してしばし。
ブログのネタもさほどなかったので、ワシも電車の中でちまちま進めていました。
レビューするのは十分やりこんでからと考えていたので、30時間たっぷりやってました。


◆王道のJRPGを200MB台でよくまとめた作品
評価は人によって全くかわりますが、ワシの感想としては、よくまとめた作品だな、と高評価です。
1,800円で30時間遊べたわけですし。

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王道的な日本向けRPGという感じですが、ワシはむしろそれは良いと思うタイプです。
ターン制、属性3つで3すくみ。このあたりの基本システムはシンプル。

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戦闘中、優勢・劣勢の戦況を表す「ブレイクゲージ」が変わる。
劣勢になると意外とあっさり負けることがあるので、戦略も大事。

▼容量圧縮しつつも遊べるようにする工夫
200MBというと、容量的にはNintendo DSくらいです。
PSPは1GBから、ものによっては2GB以上と、結構容量は多いんですね。
Chaos RingsはDS程度に容量を抑える上で、ストーリーを上手く使っています。

簡易ストーリー
2人1組ペアの戦士が4組、トーナメント「アルカ・アレーナ」に召喚される。
トーナメントは文字どおり命を賭けて勝ち抜ける闘い。
戦士達は、あるいは優勝報酬の不老不死を求めて、あるいは元の世界へ帰るため、闘いの場へと進む。
なぜ戦士を競わせるのか。不老不死の報酬「アルカ・アレーナ」を開催する目的とは一体。


と、こんな感じ。謎を解き明かして行くには、この4組のペアをそれぞれクリアする必要があります。
基本的にMAP類は一緒ですが、ストーリーの謎を明かすために繰り返し遊べる訳です。
しかも、他のペアのストーリーをプレイすると、微妙に違和感を覚えます。
プレイし終わったキャラクターの背景や性格に違いがあるのです。
実は、これもストーリーの最後に繋がって行くことになります。


▼他にも圧縮はしている
ストーリーをうまく回すことも特徴的ですが、「コンソールゲーム」としてのイメージで考えると、他にもちょっと違和感があるのもまた事実。
プリレンダ3Dやらアニメーションやらで飾られた「ムービー」はないですし、回想シーンなどは基本的に会話内に忍び込ませるか、テキストを使っているため、表現の幅はやや薄めです。

ムービーなんかは、今では当たり前のようにプリレンダの3DCGとかを使って綺麗に見せるものです。
でもこういうムービーはお金がかかります。アニメーションの方が比較的安く済む可能性があります。
しかし、アニメーションも使っていません。


※ここからは単なるテキトーな推測話です。流してください。
Chaos RingsはiPhoneやiPadでの販売ですし、海外での販売も当然最初から視野に入れているはずです。
※というかApp Storeは海外のアプリを購入できるから当たり前ですか。
で、海外ユーザに購入してもらう場合、おそらくアニメーションのPVだと食いつきが悪くなります。
アニメに対する海外の理解も深くなりつつありますが、ことゲームについては、マッチョなおっさんが銃をドンパチするゲームが史上最高という考え方が根強いため、アニメは微妙なんだと思います。
FF13などは売れていたと思いますが、ああいう美麗キャラが活躍するのがどうも理解できないそうで。

コストのかかる3DCGを使わない、アニメだと海外の反応はイマイチ。なら切るのが良策かもしれない。
Chaos Ringsの絵柄がリアルタッチよりなのも、そこらに理由がありそうです。

もちろん、容量削減・コスト削減・予算の都合の割合が大半を占めるとは思いますが。


話を戻すと、表現まわりは比較的軽く抑えた印象を受ける作りではありますが、1,800円という低価格、iPadやiPhoneという、「ゲーム専用機」じゃない土台と考えると、かなり勝負した作品だと思います。


◆ iPadはコンシューマ機の代替となり得るか
新聞かニュースでChaos Ringsを取り上げ、「これだけのゲームができるiPhoneやiPadがあれば、今後はコンシューマ機がいらなくなる時代がくるのでは」という話をしていたと聞きました。

それはないと思います。御存じの通り、コンシューマ機はその能力の大半を「ゲームを動かす機能」に割いています。
様々な用途に作られている汎用機では、これに追いついて行くには限界があります。
性能が上がれば追いつきますが、コンシューマ機がまたさらに進化していくだけです。


▼コンシューマ機とケータイゲーム
ゲームと一口に言っても、コンシューマとそれ以外(主にケータイ)では、すでに「住み分け」や「食い合い」の構造をしていて、似ていますが違うもののように思います。

今ケータイで流行りのグリーやモバゲーを考えると分かります。

市場規模は相当膨らんでいて、「ケータイ」だと侮れない額になっていたと思います。
ケータイもCPUが1GHzを超える高性能になってきたわけだし、性能的には、そろそろFFとか、ドラクエとか、モンスターハンターの新作がケータイにでてくるのか、といったら、そうでもない。
ドラクエなら実現できそうですけど、ナンバリングタイトルはリリースされそうにありません。

グリーやモバゲーで大ヒットしているのは、お手軽ゲームやソーシャルネット的要素を含んだものです。
美麗グラフィックスの3D長編RPGとか、ハンティングアクションではありません。

コンシューマとケータイでは、ゲームといっても、内容は「住み分け」されています
ゲーム性からして、もう目指す方向が全然違う。
だから、ケータイの性能が上がれば、DSがいらなくなるとか、iPadでPSPがいらなくなるとかっていうのは、考えにくい話です。


もし、ゲームがケータイやスマフォだけの世界へ変化することがあり得るとしたら、ケータイゲーム市場がでかくなりすぎて、作り手もケータイやるしかなくなるか、割られて利益がでなくなるとかですかね。
後者は今すでに、少しずつそうなっているような話を見かけるので怖いですけどね…


さて、なぜか関係ない長文になってしまいましたが、Chaos Ringsのレビュー的な何かでした。