最近雨が本当に多いですね。


中途半端な天気ばかりで、なかなか予定が立てにくいですが、そんな時はこれから使用する植木や石材の準備などをして常に庭づくりに備えています。


忙しい時は材料を探す時間は無いので雨の日はそのような事に時間を割いています。

だから基本休みはないです😂



去年はかなり忙しくブログの更新が滞っていましたが、去年施工した庭を順次紹介したいと思います。


施工写真はInstagramやFacebookに載せてますが、施工に関しての考え方などはブログで紹介します。




この現場は千葉市にある(株)秋葉工務店の次期社長の自宅の庭なんですが、夫婦揃って大の植物好きとの事で家の中でも大量の植物を育てられるようにこだわって設計されたそうです。

(機能面、見た目にも見応えあるので興味のある方は問い合わせてみてください)




外壁は左官仕上げとガルバリウムで仕上げられていてお洒落な外観です。


施主の希望は中の植物を外に出して水やりをできるウッドデッキ。開放し過ぎず、軽い感じの囲いが欲しい。自然素材をふんだんに使用して欲しいとの事でした。


ここはお客さんによくお伝えするのですが、ウッドデッキを作る場合は使用目的をよくイメージをする事が大事です。そこを疎かにすると使い勝手が悪く後々後悔する事が多いです。


この現場も施主とよく話し合って必要なデッキ面積の確保とデッドスペースが出来ないように設計していきました。


まずウッドデッキの位置を出してそこにブロックを積んでいきます。


???

なぜブロックって?なりますが。

そこは後々わかります。というかヒントが既に写真に載っていますが😅


デッキと並行して門柱、アプローチも作っていきます。アプローチには大判の飛石。

門柱は施主のリクエストのこちらのもの



今流行りのガビオンでなくゴバイミドリ。


変わった名前ですが気になる方はこちらをみてください。



こちら石を詰め込むのでなく蔓性植物を金網に這わせるものです。


アプローチは使い勝手と景色を兼ねて作っていきます。


惜しいのはアプローチの目立つ場所に雨水枡がある事。

この点は敷地の高さや間取りの配置等で致し方無い場合もありますが、建築時に配管経路を考慮しておく事をお勧めします。


駐車スペースとの兼ね合いであまり左右には振れないので石の配置や目地の幅で少しでも動線を歪めていきます。


園路と違ってアプローチは毎日通るので使い勝手を優先していきます。


アプローチ開通


ブロックの前に大量の土がありますが、ここに土盛りして法面を作っていきます。


敷地形状、面積に自由度が低い場合は敷地内に高低差を設けると変化をつけやすいです。


ただブロックが見えてしまうとせっかくのウッドデッキとの統一感が損なわれるため、デッキと同素材の端材を使用して木レンガを貼っていきます。


ウッドデッキやウッドフェンスを作る際に出る端材をどこかで再利用したいと思っていて施主に提案した所快く快諾していただいてこの案が実現しました。


イタウバ材は色斑の差が大きいのでこのように濃淡が出るのも味ですね。

まぁ一年後には同じシルバーグレー色になりますが、




工事途中のタイミングで植栽する事はないんですが

建物の見学会があったので外観の見栄えを少しでも良くする為急ピッチで施工しました。


というわけで、ブロックの理由は土盛りと化粧張りの為でした。


長くなるのでまた次回