9月になって最近は幾分過ごしやすくなってきましたね。



今年も庭づくりのご依頼を頂く事が多く感謝致します。施工事例も溜まってるので紹介していきます。



ホームページやSNSに画像のみ載せているとデザインしか伝わらないので、庭づくりの経緯はブログに書いていこうと思います。




最近はコンクリートやモルタル調の仕上げがブームなのか打ち合わせの際にその様な希望を伝えられるお客さんも以前に比べると増えました。


今回の現場もコンクリート平板を使用したアプローチの希望がありました。


シンプルで使い勝手の良い素材ですが、それだけによく見かける事も多く、ありきたり、単調で面白味に欠ける景になりがちなところもあります。


私の場合はどこかでよく見る様なありきたりな物に魅力を感じないので、その現場ならではのオリジナリティが欲しいと思って仕事をしています。


打ち合わせを進めていく中でお客さんが前の家から持ってきた大理石調な平板が結構な量あったので、それとコンクリートを組み合わせてはどうかと提案させて頂きました。




こんな感じのものです。セメント二次製品でもこの様な雰囲気のものがあるので使い方次第で景観の良いものが出来るかと思います。


そんな感じで工事がスタート。

バランス的に300×600の平板では物足らず、コンクリート棚板と大理石をリズム良く敷いていく。


建築屋さんも家はこだわって造っても外部は気にしないのか、ここしか家までの動線が無いところにここぞとばかりにマスが集中してますね😅


自分の所で庭づくり、外構やらないからなのか?

もう少しお客さん目線で設計して欲しいと切に願う😕


今更これだけのマスは動かす事も現実的ではないのでマス周りの加工を綺麗にしてデザインの一部として見てもらうしかない(あくまで希望)





お客さんの希望で建物は掲載しませんがシンプルモダンな良い雰囲気の建物です。


玄関ポーチも今流行りの浮き階段。アプローチもその雰囲気に合わせています。




それぞれを交互に使っていくが、少し変化が欲しい所には使用枚数を変えたり、奥に行くに連れて目地幅が広くなってたり、途中でアップダウンさせたりと言われなければ誰も気づかない様なアクセントをつけています😂




間口が狭く庭の大部分が動線を兼ねているので奥まで同素材で繋げていき一体感を出します。


終点は見切りのコンクリートレンガと平板の組み合わせと繋げていく。


仕上げです。

植物が入ると柔らかい良い雰囲気になりますね。



当初植物でグランドカバーを希望されていましたが最終的には諸々の条件下で栗石、砂利に変わりました。

管理出来る範囲で納める事も上手く庭と付き合う条件のひとつ。


個人的に大きめの木をもう少し入れて行くと立体感が出て更に良くなると思います。


大きな木を植える事に不安を抱く方も居ますが、樹種、植える場所、管理をして行く事で上手に付き合って行く事ができます。


庭づくりの上であるものを再利用する事が結構ありますが、その材料が持つ力で新たな発想、デザインが生み出される事が多々ある。


そこにしか無いオリジナルを愉しみたいです。