神々の戦い、三部作完結編。
と名づけられただけあって、今回三部作をまとめるために
時空儀とCGによる紙芝居を使って、序盤みっちりと説明が入るため
序盤のテンポは最悪です。さらに説明口調のオンパレードで
少しげんなりしてしまいます。

しかし最初から気合の入ったCGをたんまり使っています。
ポケモン映画といえば露骨なCG表現、という雰囲気がありますけど
今回はそれにさらに拍車を掛けたようにあちこちにCG使いまくってます。

さらに今まであれほどにサトシたちを巻き込んだ
前作までの神々の戦いに関しては、ビックリするほど
あっけない幕切れが用意されていて、これは拍子抜けでした。
しかし、一応これで前作の戦いの理由が判明しただけ良し
という感じなんでしょうか。


そうこうしているうちに目覚める今回の主役であり
チートポケモンである。アルセウスさん。
声が三輪さんなのが見所です。
三輪セウスなのでとにかく濃いキャラに仕上がっていました。

とりあえず、プレート予想より凄く大きかったです。
ダイパ主人公はあんなに重そうなモノをリュックに詰め込んでいたのか…

そしてアルセウスが怒り狂いながら
過去2作の神々(ダークライ除く)に戦いを挑んで
今回の舞台もやっぱり酷い事に、
とりあえず今のところこの三部作では
新登場の神ポケモンは怒って登場がデフォルトなんですね。

そしてそのアルセウスがプレートを複数所持して
自由自在に属性を切り替えれる設定なようで
全く攻撃が通じないチートっぷり。
しかしめげずにディアパルギラティナも攻撃を止めないのでさらに酷い事に

神々の戦いの破壊力は毎回物凄すぎて
ちょっとやりすぎ感が否めません。


しかしそれに巻き込まれるロケット団のリアクションは
結構好きです。
今回はロケット団の登場シーンが多くて個人的には満足でした。
ただ、決め台詞は無かったのが少し残念な程度。

そして例によってサトシたちが神々の戦いに巻き込まれるわけですが
ディアルガさんの機転によって過去に飛ばされてしまうわけです。
個人的にはここからがこの映画の本編だと思います。

ここからは複線に対するちゃぶ台返しが用意されていたり
ギザ耳ピチューや山ちゃん担当キャラが登場したりしながら
テンポ良く物語が進んでいくのでここからは結構楽しかったです。

さらに、ヒードラン先生が前回のレジギガス先生より活躍してて
良かったです。動きは気持悪かったけど伝説としてちゃんと活躍していましたし
バトルもちゃんとしてくれました。

ギザ耳ピチューの登場シーンは
映画公開前からの異常なプッシュぶりを考えると
かなり控えめな印象がありましたけど
声優がしょこたんという事を考えると、
あまり長いシーン入れられなかったのかも知れません。
それに今回は登場キャラやポケモンが多かったので
単に尺の問題もあるんでしょうけど…

とりあえず、今回の映画は
泣き所は少ないものの、ダブルバトルなどのバトルシーンの演出が
結構派手だったので、個人的には満足な出来でした。

公式サイト
http://www.pokemon-movie.jp/