舞台は前作から2年後。
ジュリエット・レイクに訪れたアシュリーは
突然母の記憶を断片的に思い出していき
ある少年と、ある事件に出会い、真相を突き止める物語です。

廃墟をゴーストと一緒に探索していた
前作とはうってかわりジュリエット・レイクの住人との会話を重視し
謎解きはやや少なめになっている印象があります。

会話のシーンではカットインが効果的に使われ、
表情豊かにキャラが喋るので、非常に感情が読み取りやすく
物語に入り込めそうでした。
ただ、会話の内容がやや淡白なシーンが多かった事が気になります。

新アイテムのRASはコマンド式のマスターキーのようなもので
電子ロック式の扉を解除する以外に使い道が無いのが残念です。
ただ、ロック解除に関してはWiiリモコンを使った謎解きで
バリエーションも多く、予想外なコマンド入力を迫られたりと、
解除事態は面白い作りになっていました。

移動は前作と大きく違い一本道を進んで
気になる箇所をチェックしてしらべるという方式に
調べられる場所はとても多く、引き出しを一つ一つあける事も
可能ですが、その大多数がゲームの進行とは関係ない物がほとんどでした。
また、のちのち必要なものも、使う場所を調べてからでないと
入手できなかったりと、フラグ管理が厳しい印象があります。

グラフィックは独特の雰囲気を持っていて
MAPが切り替わる時はまるで飛び出す絵本のように
木々が生えていく中を高速で移動する演出が入ったり

部屋に入ったときは全体図が表示され、調べられるオブジェが次々に
表示されるなど、かなり凝った演出が面白かったです。

それにアドベンチャーとWiiリモコンの相性は最高に良く
片手で遊べるのは本当に快適です。

このゲーム、現在は大幅に値崩れしていますが
前作をクリアーした人なら、買って損は無いと思います。
というか、前作をクリアーしていないと、あまり楽しめない気がしました。


公式サイト

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