「HA・N・NYA〜命かけてふざけましょか〜」
Oil on canvas
SM(227×158mm)
2024.11
もう聞き飽きたよそんなセリフ
親?義務?愛?
なんだそれ?
美味しいの?
少なくとも僕には不味い
レシピ通りじゃ誰もが喜ぶ物しか作れない
子供はそれぞれ違うんだよ
子供にはコレって一括りにしないでよ
一人一人自我を持った人間なんだよ
一人一人が皆んな一生懸命自分に必要なもんを主張してるんだよ
それがふざけてるようにしか見えなくても
振り向いてもらおうと
命懸けで
「HA・N・NYA〜鮮やかな鈍痛〜」
Oil on canvas
F3(273×220mm)
2024.11
生まれも育ちも幸せな方だったと思う
みんなに愛され可愛がられ
時に叱られ怒られ
怒られるたびに庇ってくれる人達もいて
じーちゃんに可愛がられ育った
そこには親性が無かった
親は問題児だった僕を愛し学び
そして理解し色々手を尽くしてくれた
贅沢な欲望かもしれないけれど、、、
けれどもそこには僕が求める親性は無かった
親を求め親を欲し親に憧れ
手に入る事のない親性に嫉妬し嫉み絶望した
痣だらけの心
鈍い鈍痛
求める親性と与えられる親性が違うかっただけ
簡単に言えば相性が合わなかった
ただそれだけ
甘えと言われればそれまで
でも思春期の僕にはそれ以外の世界を知らなかった