このブログの読者みなさん！

更新が遅れて大変申し訳ありません！

授業とシンクロしているはずのこのブログが3週くらい遅れて、今回の記事を更新します。

授業で既に聞いてしまったという学生の方は復習に（＾_＾）読んで下さいね。

一般読者の方はいつも、「訳の分からない」記事に着きあっていただき、本当にありがとうございます。

「多忙」という、時間の使い方が下手な人間の良くいうセリフを使いますが(u_u)

多忙です（≧∇≦）

と、いうのも…

只今、11月/2日(土曜日)と二週間に迫りました、

道下和彦=ギタリスト40周年(執念)記念コンサートの

準備AND、CD制作×2に毎日追われております。

11/2のコンサートのメンバーは、

私の20才の頃からの仲間で、「彼のドラムは楽器じゃあない！あれは生き物だ！」と、尊敬の念でずっと見てきた「手数王」こと菅沼孝三(d)！

私が、このコンサートやるならこの人！

と決めていた、T-SQUARE、

そして現在はゴスペラーズ並びに、

不可能だとも思えるスケジュールをこなす

(奇跡的にも彼がこの日空いてたからこのコンサートが実現した！と言っても過言ではない)

須藤満(b)！

そして、鍵盤嫌い？の私が、

絶対的に信頼している、

(時々、どっちが歳上か分からなくなる程頼りになる！)

無尽蔵の才能を持った、キューティー・オルガン・モンスター！

そして、悔しい程いい曲を書く！

インテリジェンス・スィーテスト・コンポーザー！

黒瀬香菜(org)

そして、天才おじさん！

巷ではミッチーと呼ばれる私、

道下和彦！

この4人が「ガチ！」でフュージョンやります！

この4人で出来ないならそれはもう「できない」のである！

をキャッチコピーに

やりますよ～！詳細はこの記事の一番下にあります。

是非、皆様お運び下さい。

と、いうことで、授業を始めます

この記事は私が音大でやっている授業内容の１部分を
学生の予習、復習の目的でこちらのページに記載しています。
（譜例はクリックすると大きく表示されます）

このクラスは
・作曲の方法（作曲法）にはこんなのがあるよ・・・とか
・こういう方法を使うと効果的だよ・・・とか
・これは知ってると便利だよ・・・とか
・これを使うと早いよ・・・等

といった、作曲に関する情報や知識の「カタログ」
といった趣の授業内容になっています。

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今回はフォームを使った作曲の仕方

実際の曲のフォーム（型）だけを借りて来て自分の曲を作っちゃおう！

という話・・・

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
今回の記事を書くにあたって、
重要な人たちが３人います。

一人は
Duke Ellington1899年4月29日 - 1974年5月24日

1920年代から活躍していた彼は、
ジャズの作曲家として偉大な功績を残した人です。
彼の作品はスタンダード曲として、
長年、人びとを魅了し、聴かれ、演奏され、口ずさまれて来ました…
いまはCDとして、膨大な量の作品がのこされていますし、
様々なミュージシャンに、カヴァーされていますので、
エリントンミュージックを聴く事が出来ますので、
是非とも皆さん、彼の音楽を聞いて下さい。

おすすめCDを貼っておきます。

Popular/Duke Ellington

￥1,059
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His Mother Called Him Bill/Duke Ellington

￥813
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Such Sweet Thunder/Duke Ellington

￥569
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Far East Suite/Duke Ellington

￥731
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もう一人は、
エリントンの楽団には、
Billy Strayhorn 1915年11月29日 - 1967年5月31日
という、もう1人の作曲家がいました。
Take the A TrainやLush Lifeなどは、ビリーの曲です。
この二人が残した数々の曲はジャズの作曲法を学ぶ上で、
非常に参考になる曲が多いのです。

そして最後に、
僕が昔、アレンジを習っていた、ハーブ・ポメロイという人がいます。
彼は偉大なトランぺッターでありアレンジャーであり、
アメイジングな先生でした。

このアルバムで彼の演奏が聴けます。
ボストン・ブロウ・アップ (紙ジャケット仕様)/サージ・チャロフ

￥2,500
Amazon.co.jp

彼はバークリー音楽大学で、

ライン・ライティング
デューク・ライティング
ジャズ・コンポジション

という三つのシリーズからなるクラスをやっていました。
それらのクラスは１セメスターづつの授業だったので、
バークリーの最後の１年はずっとハーブの授業三昧でした。

ハーブ・ポメロイの２つ目の
デューク・ライティングという授業は、
エリントン楽団の曲をコピーし、アナライズし、
それを元に自分のオリジナルを作るという物でした（大まかにいえば）

そのクラスから僕は、
音楽についての、
いろんなヒントをもらったのです。

僕が今こうして人を教えているのは彼の影響が大きくて、
ティーチングも一つの音楽芸術、
またはパフォーマンスの一つだ、と思わせてくれました。

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彼が出した宿題に、

"In a Mellow Tone"で、曲を作ろう！
というのがありました。
"In a Mellow Tone"というのはエリントンの代表作の一つです。

エリントン楽団のレコードを聞いて、
それをコピーし、アナライズして、
その曲の「要素」をパクるのです！
パクるというのは盗むという事です。

しかし盗作ではありません！

「要素」を盗むのです。

メロディやコード進行を盗むのではないのです。

と、いうお話を今回は・・・

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

サテンドールという曲を使って説明します。

まずは、モチーフのアナライズをします。
音程、リズム、コードとの関係、など、共通の要素を探し、
メロディの最初単位は何か探ります。

サテンドールのモチーフは全部で４つです。
たった４つしかないという事に驚いてください。

モチーフの構成要素は音程とリズムです。

各モチーフを図形化します。
各図形のモチーフは、音の高さは違いますが、
モチーフ内の音程とリズムは同じです。

サテンドールという曲のモチーフの並び方を「盗み」ます。

あらたなモチーフの設定、
ここからが創作です。

これらのモチーフをサテンドールと同じ配置で並べてみます。

曲「らしく」なりました。
しかしサテンドールとは全く違う曲です。
リズムはラテンかな？

そしてコードをつけます・・・
（コードの付け方は後ほど）

ますます曲「らしく」なりました。
しかし全くサテンドールではありません。
弾いてみればわかるけど

そしてもっと工夫を凝らして・・・
どこが工夫なのかわかりますか？

と、いうように、
曲を形作る「形式、構成」
という要素を利用して新たな作品を作る・・・

少し考えればわかると思いますが、
サテンドールという「構成」から、
無数のバリエーションが生まれるのがわかると思います。

こうやって、曲を作る練習をするのです。
創作は慣れが必要です。
一つの方法でたくさん練習して慣れてきたら、
それのバリエーション、又は違った方法でまた練習すればいいのです。

そうする事で、
ああやったらこうなった！
という実験結果があなたの中に情報として蓄積されていきます。

あなたのひらめきは、
あなたの中にある情報量を超える事はありません。

だから練習するんですね。

参考になる本を紹介します。

この本中に、楽曲の最小単位であるモチーフの分析と、
それらを発展させる方法が実際の譜例（クラシック）で紹介されています。

説明文がわからなくても譜例を弾くだけで、大変参考になります。

作曲の基礎技法/アルノルト・シェーンベルク

￥4,935
Amazon.co.jp

告知させていただきます！

１１月２日＠洗足学園大学シルバーマウンテン１F
道下和彦　黒瀬香菜　須藤満　菅沼孝三
18:00開場//18:30開演
2000円！
まじこんな素敵なメンバーがあつまってこの値段なんて安すぎです、見なきゃ損すぎる！
お見逃しなく！

洗足学園大学演奏部でチケットが購入できるようになりました。
http://www.senzoku-concert.jp/schedule/calendar.php

044 856 2981

こちらでも、メール予約、承っております！

予約専用アドレスcanatrio@gmail.comに
名前と人数を明記して送ってください！
予約番号と詳細確認メールが返信で届きますので、確認お願いします！
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予約は定員150人になりましたら受付終了させていただきます。
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これを逃したらこのメンツでの共演、次いつ見られるかわかりませんよ！
しかも2000円で見られるなんて超安いです！！安すぎてヤバイっマジ！！
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How To Compose Part3