アコギ大好きです。
かつて私は沖縄の三線を販売していました。
その時に棹に使われる材に興味を持って、様々な材を調べたり、実際に実験したのは、1つの決まったチーガ(三線の蛇皮が張られた太鼓の部分)を
様々な材の棹に付け替えて音を試したりしました。
なので、どの材がどのような音を作るのかは大体わかっています。
アコギを弾き始めた時は、あまりわからなかったです😅
あ!それから棹と書きましたがアコギで言うネックの事です。
その棹が音を響かせているのも実感しました。
アコギも同様でボディーの材で音色…というか音質は変化しますが、響かせるのは寧ろネックなんです!👀 →これはアコギ職人にも聞いて確認しました。
ネック重要!!
今でも三線職人さん達とは繋がっていて三線購入アドバイザー
として細々とですが良い三線を安くご紹介する事をやっています。
さて、話をアコギに戻しましょう。
ボディに使われる材についてです。
トップ(表板)は大多数がスプルースという材で出来ています。
なので、ここではサイド(側板)とバック(裏板)に使われる材で、どんな音の特色があるのかお話ししたいと思います。
その1はマホガニー(やっと本題🤣)
音色は、軽快な歯切れ良さ。それでいて暖かみのある音色が出ます。
多くのアコギに使用されています。
有名なところではMartin D-18等、18シリーズ。
Gibson J-45やハミングバード
などですね!
そして私の知る限りネック材にもよく使用されています。
私もトップ サイド バックが全てマホガニーのMartin D-15を持っていました。
マホガニーはセンダン科マホガニー属の材の総称です。
概ね以下の三種だそうです。
1.キューバンマホガニー
キューバやフロリダ南部原産の高級マホガニー
2.オオバマホガニー
北米から中南米の広域に分布しているマホガニー。
3.メキシコマホガニー
グアテマラやホンジュラス、メキシコ南部に分布しているマホガニー。
上記三種ともワシントン条約の附属書IIに記載されています。
ワシントン条約の附属書とは絶滅の恐れのある種で商業目的の国際取引は禁止されています。厳しい順に 附属書I 附属書II 附属書IIIとなっているようです。
余談ですが、良く言うホンジュラス・マホガニーは、特定の品種を指す名称ではありません。中南米原産のマホガニーの総称として木材販売会社で流通している名称だそうです。(ややこしいーー🤣)
それからサペリ材も、かつてはその見た目や材そのものの特性が近い為にマホガニーと表記されていましたが、現在では「サペリ」と明確に表記されています。
軽快で歯切れがよく、それでいて暖かみのあるマホガニーのサイド&バックの音色。
材について無頓着だった方も
そんな事を思いながら楽器屋さんでアコギを試奏されてみてはいかがでしょう?