伝言ゲームの弊害 | つつがなき日々を愛しんで

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「広島の女性相談室クラシルキー」相談員が、日々のよしなしごとを綴ります。

「数人ずつ並んで、前から後ろへ伝言する、

最初は皆に同じ内容が伝えられるのに、

最後の人が聞いた中身はバラバラ…」 

こんな伝言ゲームがあったと思う。


職場では、これは非常に危険ではないか。

上司が「Bさんに○○と言っといて」と

部下のAさんに伝えたとする。

果たしてきちんと伝わるか?

口頭で証拠が何も残らない。

うまくいかないと、

上司はAさんを責めることができる。


何か伝えたいことがあるなら、

基本は、“伝えたい相手に直接、

できれば残る形(メール等)で伝える”が

鉄則であろう。

伝言役を頼まれた上記Aさんは、

自分の仕事に加えて伝言役をし、

その一端を担わされる形になる。

それはAさんにとっても迷惑な話である。


とにかく、職場では人を介さずに

“直接確認する”“直接伝える”が

原則にならないものだろうか?


アクションを起こす側は、

あれこれ考えて、相手に直接

伝えないのかもしれない。

しかし、行動する以上、

責任を持つのは行動する人である。

周りを不用意に巻き込むのは、

百害あって一利なしだと思う。