大切なものは手元に置きたいので、
いつのまにかものが増えていく。
特にドラマ関連のムックは積み上がる。
(並ぶ、ではないのが…平積み…)
何年前のドラマだって、思い出せば、
あのシーン、このシーン、いくらでも
語れてしまう。
しかし、もうものを増やすような、
”右肩上がり”の生活はできない。
いざ処分しようと思ったときには
その体力はないだろう。
(既に、坂を転がり落ちるような
体力の衰えを、日々感じている。)
そこで、大切にしてきたリーフレットの類も
少しずつ手放している。
すべて、記憶の中にあるし、
覚えていないことは今必要ないのだし…と
腹をくくれば(どれだけ執着?)、
潔く手放すことができる。
記憶しているのは私だし、
私が消えるときにはその大切な記憶も消える。
私が消えて、ものだけ残っても、
その思いを知らない家族にとって、
ものはまるで意味を持たない。
何より大切な存在の家族に、ものの処分の
手間を取らせるほうが酷ではないか…
記憶と思い出だけをこの身にいっぱいに
詰め込んでおけば、いろいろ楽になれる。
手放した分、新しい何かが手に入るというし。
今日は何を手放そうかな。