「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ

「編集者がシェアしたい本」 3分で一冊読んだ気になる読書ブログ

出版社で書籍の編集者をやっています。
読んだ本からシェアしたい名言・格言をご紹介させて頂きます。

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人間関係を人脈としか考えていない人は、そもそも自分もそのようにしか見られていないことに気づいているのか

「客」になったとき、日本人は必要以上にかさにかかった態度を取る人が少なくない。客であっても接客スタッフであっても、同じ人間同士ということを忘れていないか

講演するときによく事前に挨拶に伺いたいとい言われるが、わざわざ来ていただくのは申し訳ないので断っている。事務的な打ち合わせはたいていメールや電話で済む。時間の無駄は省いて、さっさとやらなければならないほかのことを済ませたい

私の行動基準は面白いかどうかが全て。だが、ビジネスの用件はすまさねばならない責務。責務はミニマム、面白いことはマキシマムが望ましい

「自分が生まれる前のことについて無知でいることは、ずっと子供のままでいることだ」(キケロ)

お金を増やそうとすれば、全て投資の範疇で考える。投資はなくなっても困らないお金を元手とすべき

現在、日本の税収は約55兆円。歳出は約96兆円。歳入不足を国債によって補っている。なので、国債が発行できれば財政は維持できる。財政を維持できれば公的年金も支払える。つまり、政府が破綻しない限り、公的年金の破綻はありえない

公共交通機関で赤ちゃんが乗っているのは当然。泣くのも当然。少子化の現在、赤ちゃんは社会の宝。赤ちゃんに不寛容な社会で果たして女性が赤ちゃんを産みたいと思うのか

子供は外で伸び伸びと遊ばせるべき。「子供の声がうるさい」という理由で保育園の近隣住民が慰謝料を求めて裁判を起こしたり、保育園の開園が延期になっている例もある。人間は次の世代のために生きている。洋の東西を問わず、沈む船からボートを降ろすときは、子供、女性、男性、高齢者の順。子供が最優先で高齢者が最後です。それが生命の厳然たる序列なのです

■フランスはなぜ出生率回復に成功したか
1、出産しても経済的負担が生じないように手厚い給付を実施
2、子供をつくった働く女性が困らない環境を整えた
3、最長三年間、育児休業しても職場にずっと勤務していたものとみなし、元の職場に戻れること、人事評価も変化しないことを保証した

夫婦同姓を強制しているのはOECD34カ国の中で日本だけ

TPPの賛成派も反対派もTPPに参加すれば「日本のGDPは増える」と言っている。「GDPは増えるけれど反対」とへ実に奇妙な状況ではないか。

中国のハングリーの度合は日本人とはまるで違う。このエネルギーが中国の高度成長の下支えになっている

私たちが仕事に費やしている時間は年間8760時間分の2000時間。二割ちょっとのことにとらわれすぎる必要はない。仕事を「どうでもいいもの」ととらえる

仕事は「どうでもいいもの」という価値観があれば自分の信念に従い、思い切って仕事をすることができる

日本人は抗鬱剤を服用している人が多すぎる

ライフネット生命は少数精鋭主義。精鋭を少数集めるのではない。少数だから精鋭になる。

会議ほど無駄の塊はない。形式的に週一回などと定期的に集まるのは愚かとしかいいようがない。ところがそれが好きな管理職が多い

本音と建前を使い分けていることくらい従業員は見抜く。自分が本気ではないのに部下にだけ本気を求めるというのでは虫が良すぎる

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こういう人にこそ日本のリーダーになってほしい」
あとがきでライティング担当の藤田哲生氏が、
書かれている思いに全く同感です。

合理主義で無駄を嫌うような厳しさもありながら、
社会に向けるまなざしの温かさに何度も胸打たれました。

出口氏のお人柄やお考えを作っているのが「本物の教養」
なのだとしたら、とてつもない説得力を感じました。

「誰にとっても今日がいちばん若い」からこそ、いつ始めめても遅くはない。
そんな勇気づけられる一冊です。





ライフネット生命会長兼CEOの出口氏の最新著書を読ませて頂きました。
ベストセラー街道爆走中なのでご存じの方も多いかもしれません。
著者がいかに教養があるかをひけらかす本ではなく、
「自分の人生を面白くするためにツールとして教養を使ったほうがいいですよ」
ということをご自身の多くの体験から語っていらっしゃいます。

多角的な見地からの解説が実にわかりやすく、
池上彰氏に通じるものがあるように感じました。

総じて淡々とした語り口が心地よく読みやすいのですが、
「子供は社会の宝だ」と強調して書かれている部分など、
時折、熱がこもり、著者の素顔が垣間見えます。

印象に残ったポイントをご紹介させて頂きます。

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教養とは人生を面白くするツール

自分の頭で考える際には「腑に落ちる」感覚が一つのバロメーターに

日本人は何事にも「あっさり」している傾向がある。一つのことを粘り強く考えることを好まず、むしろしつこく考える人は嫌われる雰囲気さえある

「出羽守はもうたくさん」という言い方をする人が出てきた。「アメリカでは~」「ヨーロッパでは~」と外国の話を持ち出して「~では」と外に正解を求めるのは、もうやめよう

ビジネスパートナーを選ぶとき、大きくモノを言うのは「この人と仕事をしたら面白そうだ」という俗人的な要素

仕事以外のことについて少しでも何かを知っていると話が断然違う。連合王国で仕事をしていた時、「シェイクスピアは全部読みました」と言ったら、それだけで「お前はいいやつだな」と急に相手との距離が縮まった

西洋には「リベラル・アーツ」という概念がある。一人前の人間が備えておくべき教養のことで、算術、幾何、天文学、音楽、文法学、修辞学、論理学の七分野からなる

欧米の若者は、高給で有名な優良企業の就職人気ランキングは低い。学生たちが「そういう企業は今がピークだから」と考えているからだ。ならばベンチャーへ行き、明日のアップルやグーグルを目指して思う存分腕をふるったほうが夢があるという

農産物の輸出国1位はアメリカ。2位は実はオランダ。九州程度の面積の小国でも日本の輸出額の20倍近い。TPOでも悲観することはない

日本は小さい国と思っている人はかなり不勉強。領海の面積は世界6位

水泳を楽むのにオリンピック選手並の技量は不要。英語も通訳並に話せる必要などない。世界の人はプアイングリッシュで堂々と意思疎通を図っている
教養も同じ。普通の社会生活を送るのにそこそこのレベルで十分。「自分には教養がない」と思っている人はノーベル賞レベルをイメージしているのではないか

部下に厳しくしたらへそを曲げた。なぜか? 部下をパートナーに置き換えてシミュレーションしてみると簡単に答えが見つかる

リテラシーはもともと読み書きする能力のこと。次第にある分野に関する知識やそれを活用する能力を指すように

私は元来ものぐさな人間なので、多くの事柄について自分の行動基準をあらかじめルール化し、それに基づいて機械的に動く

ルール化によって、個々の判断に割くエネルギーと時間が浮く

他者を巻き込むことはインセンティブを高める工夫の一つ

仕事や勉強ができる人は、自分のやる気の引き出し方がうまい

私はロンドン赴任中、外国人から「いつまでロンドンにいるのか?」と聞かれたら必ず「フォーエバー」と答えた。現地のトップが東京に戻って出世コースに乗ることしか考えていないのに、外国人の部下に一生懸命仕事をしろというのも無理がある




■1日4時間以上のテレビ視聴は心臓病のリスクが2倍以上
・心臓病以外の死因も含めた死亡リスクが48%高まる
・1日2時間以上のテレビ視聴は避けるべき

■睡眠の妨げとなる要因を減らすには?
・就寝前のくつろぎ時間を少なくとも1時間確保
・頭の中で禁止事項をリストアップし、就寝前の1時間を聖域に
・飲食、スマホを禁止し、読書や音楽鑑賞でリラックス

45分以上通勤に時間をかけると離婚リスクは40%高まる(スウェーデンの調査)

健康によい食べ物は、色の濃さと腐るスピードで判断する

ストレスは睡眠を台無しにする

肌の色を健康的に見せるには、日焼けよりも野菜や果物をたっぷり食べることの方が効果的

髪の毛の健康やボリューム維持に効果的なのは、ブルーベリー、サーモン、ほうれん草、クルミなど

癌の成長を抑制するには、余計な体重を落とすこと。肥満こそが正真正銘の癌増殖器

■癌細胞の成長・転移を防ぐ食べ物
・リンゴ、アーティチョーク、ブルーベリー、チンゲン菜、ブロッコリー、緑茶、ケール、レモン、マッシュルーム、ラズベリー、赤ぶどう、赤ワイン、サーモン、いちご、トマト

運動は瓶詰めされない特効薬

1日にりんご一つで医者知らず

ブロッコリーの摂取は遺伝子発現に影響を与え、癌・心臓病予防に大きな役割を果たす

1時間のテレビを1時間の睡眠に切り替えるだけで、1年間で6キロ以上の減量につながるという研究も

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自分はこの本を読んでから、歩き回る回数が増え、
座る時間を減らすようになりました。

そのおかげかより睡眠も深くなり、より活動的に
一日を過ごせるようになりました。

翻訳物なので食べ物は欧米の食材が多くなってしまう
ので鵜呑みにはできませんが、
より意識が高まったことは言うまでもありません。

電車や待合場所で短時間でも座りたくなる方、目からウロコですよ。