人間関係を人脈としか考えていない人は、そもそも自分もそのようにしか見られていないことに気づいているのか
「客」になったとき、日本人は必要以上にかさにかかった態度を取る人が少なくない。客であっても接客スタッフであっても、同じ人間同士ということを忘れていないか
講演するときによく事前に挨拶に伺いたいとい言われるが、わざわざ来ていただくのは申し訳ないので断っている。事務的な打ち合わせはたいていメールや電話で済む。時間の無駄は省いて、さっさとやらなければならないほかのことを済ませたい
私の行動基準は面白いかどうかが全て。だが、ビジネスの用件はすまさねばならない責務。責務はミニマム、面白いことはマキシマムが望ましい
「自分が生まれる前のことについて無知でいることは、ずっと子供のままでいることだ」(キケロ)
お金を増やそうとすれば、全て投資の範疇で考える。投資はなくなっても困らないお金を元手とすべき
現在、日本の税収は約55兆円。歳出は約96兆円。歳入不足を国債によって補っている。なので、国債が発行できれば財政は維持できる。財政を維持できれば公的年金も支払える。つまり、政府が破綻しない限り、公的年金の破綻はありえない
公共交通機関で赤ちゃんが乗っているのは当然。泣くのも当然。少子化の現在、赤ちゃんは社会の宝。赤ちゃんに不寛容な社会で果たして女性が赤ちゃんを産みたいと思うのか
子供は外で伸び伸びと遊ばせるべき。「子供の声がうるさい」という理由で保育園の近隣住民が慰謝料を求めて裁判を起こしたり、保育園の開園が延期になっている例もある。人間は次の世代のために生きている。洋の東西を問わず、沈む船からボートを降ろすときは、子供、女性、男性、高齢者の順。子供が最優先で高齢者が最後です。それが生命の厳然たる序列なのです
■フランスはなぜ出生率回復に成功したか
1、出産しても経済的負担が生じないように手厚い給付を実施
2、子供をつくった働く女性が困らない環境を整えた
3、最長三年間、育児休業しても職場にずっと勤務していたものとみなし、元の職場に戻れること、人事評価も変化しないことを保証した
夫婦同姓を強制しているのはOECD34カ国の中で日本だけ
TPPの賛成派も反対派もTPPに参加すれば「日本のGDPは増える」と言っている。「GDPは増えるけれど反対」とへ実に奇妙な状況ではないか。
中国のハングリーの度合は日本人とはまるで違う。このエネルギーが中国の高度成長の下支えになっている
私たちが仕事に費やしている時間は年間8760時間分の2000時間。二割ちょっとのことにとらわれすぎる必要はない。仕事を「どうでもいいもの」ととらえる
仕事は「どうでもいいもの」という価値観があれば自分の信念に従い、思い切って仕事をすることができる
日本人は抗鬱剤を服用している人が多すぎる
ライフネット生命は少数精鋭主義。精鋭を少数集めるのではない。少数だから精鋭になる。
会議ほど無駄の塊はない。形式的に週一回などと定期的に集まるのは愚かとしかいいようがない。ところがそれが好きな管理職が多い
本音と建前を使い分けていることくらい従業員は見抜く。自分が本気ではないのに部下にだけ本気を求めるというのでは虫が良すぎる
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こういう人にこそ日本のリーダーになってほしい」
あとがきでライティング担当の藤田哲生氏が、
書かれている思いに全く同感です。
書かれている思いに全く同感です。
合理主義で無駄を嫌うような厳しさもありながら、
社会に向けるまなざしの温かさに何度も胸打たれました。
社会に向けるまなざしの温かさに何度も胸打たれました。
出口氏のお人柄やお考えを作っているのが「本物の教養」
なのだとしたら、とてつもない説得力を感じました。
なのだとしたら、とてつもない説得力を感じました。
「誰にとっても今日がいちばん若い」からこそ、いつ始めめても遅くはない。
そんな勇気づけられる一冊です。


