一夜明けて苦しさから開放されたキャンディーを綺麗にしてあげようと、いつものように
バスロマンをぬるま湯にときタオルで丁寧に体を拭きました。
キャンディーを拭いてあげられるのもこれが最後だと思うと悲しくて涙が溢れ落ちてしまいました。
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美しい白い被毛はいつもにも増して輝き、櫛で綺麗に梳かすと さらさらに光っていました。
キャンディーの自慢の被毛です。
死んでしまったなんて嘘みたい。。。
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悲報聞きカール君(キャンディーの息子、4年前にお空に)のママから直ぐに届けていただいたお花を捧げ、お布団をかけると、そこにいるキャンディーはまるで眠っているかのようでした。
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お耳の中も綺麗に拭きました、未だ軟らかくて生きているようでした。
このお耳を再び撫でる事も・・・・
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こうして手を握って一緒に寝ることも全てできなくなると思うと、一層悲しさが増してキャンディーと過ごした日々が次々に思い出され又止め処なく涙が流れました。
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葬儀までの残された日をキャンディーを囲んで皆で順番に一緒に寝る事にしました。
初日はかぁさんと、次女、三女家族。翌日にとうさんとお姉ちゃん。
しかし次の日とうさんは、「俺はいいよ!男だからね・・・ちぃのときみたいにキャンディーだって直ぐに俺のところに会いに来てくれるから!かぁさんがもう一晩一緒に寝てやってくれ・・・」
と言ってくれました。そんなことを言われたら直ぐに 「有り難う・・じゃぁ~」 って返事をするのが私。
その翌日も皆でわぁわぁ~の騒ぎでにぎやかに添い寝しました。

私が心配していたのはお姉ちゃん。  
「私が無理にお薬を飲ませたからキャンディーが具合悪くなってしまった・・、キャンディーが死んでしまったのは私が悪いの・・・・」と、ずっと自分を責めていたのを知っていたからです。
昼間は部屋に閉じこもり、毎日皆が寝静まるのを待って、キャンディーに泣きながら謝っていたのも知っていました。
そんな けなげなお姉ちゃんが可哀想で、何とかしてあげたくても、その頃は家族と目をあわす事も避けていました。
わたしは、5年前ちぃが亡くなった当時のことを思い出していました、お姉ちゃんにも私と同じ辛い思いをさせてしまった・・・何とか心を軽くしてあげたいと思ったのですが、如何する事もできなかった自分が悔しかったです。
だからどうしてもおねえちゃんには最後の晩だけでも一緒に過ごしてほしかったのですが、責任感が人一倍強いお姉ちゃんはガンとして申し入れを拒みました。
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ですが、翌朝キャンディーの顔が変わっているのに気がつきました。何処から見ても微笑んでいるように思えました。
お姉ちゃんもその顔を見て、「キャンちゃん 私を許してくれたみたい・・・」とやっと心の重みが取れたかのように呟いたのです。
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ありがとう キャンディー、又かぁさんを助けてくれて・・・貴方の天使の微笑みで、お姉ちゃんを救ってくれて。。。
キャンディーの大きな愛が又娘を救ってくれました。
キャンディー・・・貴方の愛は いつも強くて偉大でした、キャンディーは本当に私達の天使でした。。。

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