【家族というトラウマ】
私には仲の良い兄がいます。
一緒に何処かへ出掛けるなど
そういう感じではないのですが
互いを尊重し合ってるみたいな仲です。
きょうだいの仲が悪い人からしたら
あまり考えられないかもしれません。
私は父親との間に心の傷があるので
例えば父親とふたりで旅行などは
考えられませんでした。
世の中のお父さんや
仲が良い親子を否定している
わけでは決してありません。
世の中にはさまざまな
お父さんがいるということです。
父親に限らず、母親、兄弟、姉妹、
その他の家族、親族と呼べる人との間で
心の傷を抱えている人も多くいます。
以前に私と同じような心の傷を
抱えている女性の記事を
ネットで読みました。
その女性は自分の兄から
性的虐待を受けていたとのこと。
私は父親からでした。
なのでその女性からしたら
「兄」=「クソ野郎」であり
私が自分の兄と仲良しなことは
きっと考えられないことでしょう。
性的虐待、性被害は
とてもショッキングな出来事で
例えば見ず知らずの
変態野郎でも恐ろしいですが
それが自分の家族や親族
知っている人間から受けるなんて
その恐怖、悲しみ、憎しみ、
恨み、怒り、嫌悪感、復讐心など
簡単に言語化することのできない感情
言葉で表すことのできない苦しみが
より一層激しいものになります。
親子って、家族ってなんでしょう?
私は心の傷がたくさんありますが
意外と能天気に生きています。
もちろん全てを許せたわけではないし
許せても許せなくても
そもそも許そうと思わなくても
全てがオッケーで
心の傷を抱えながらも
人は懸命に生きています。
控えめに言ってクソ野郎だった父親も
苦労が絶えなかった母親も
もう随分前にこの世を去っています。
自分の心の傷と向き合って
癒していく過程で
激しい怒りや悲しみ、恨み
父親に対する復讐心などの
破壊的なエネルギー (感情) を
文章、言葉、言葉になっていない叫び
涙、表情、体の動きに変換して
闇の儀式として1人で
表現することによって
感情の解放をしてきました。
我が家にある仏壇に向かって
ド汚く罵ったことも何度もありました。
そうでもしないと自分が自分の
破壊的な感情を抱えきれずに
壊れてしまいそうだったからです。
肉体 (エゴ) を持っていたときの
父親だったなら必死に自己弁護したり
しらばっくれたり
涙を流して許しを求めてきたり
或いは逆ギレしたり、脅してきたり
逃げ惑っていたことでしょう。
ですが光 (魂・エネルギー) の
存在となった父親は
仏壇に向かって暴言を吐く
私の全てをがっちり受け止めて
「本当にすまなかった、お父さんの事を許してくれとは思わない。 ただ、あなたの事を全力で見守ってサポートする」
どっしりと構えたエネルギーで
なんとなくこのようなメッセージを
私に伝えてきました。
こういう話を深刻にするのではなく
普通にというかニュートラルにというか
こういう事があったんですけど
大丈夫ですよみたいな
そんな感じでできたらと思い
書いてみました。
いわゆる「重いテーマ」を
話すほうも聞くほうも
ニュートラルな視点を持ってみる。
なかなか難しいことですが。
だからと言って聞く人は
あなたやあなたの体験した出来事に
興味はないですよみたいな態度ではなく
話す人も自分を恥じたり
自虐的になるのではなく
ニュートラルに語ってみる
これもなかなか難しいことですが。
私自身「自分は被害者である」という
観念を少しずつ手放してきました。
だから自分の事を可哀想とは
思ってるけど思っていません
だんだん思わなくなってきました。
ある程度の癒しが進んでいないと
なかなか口に出せるものではありません。
私は既に両親が他界している
からこそ話せるし
あとこういう話しは
自分のことを詳しく知らない人に
だからこそ話しやすいのかもしれません。
私が性的虐待を受けたのは
小学4年生位の頃だったのですが
父親以外の家族や親戚
周りの大人たち
学年が上がって中学生
高校生と時が進んでいくなかで
私の友人、付き合ってきた恋人
社会人になってからは
職場の人間はもちろん
婚姻歴があるのですが元夫
誰にもこの事だけは言えませんでした。
ちなみに
「心の傷を癒せた人」
「たくさん許せた人」
イコール
えらい・すごい・優れてる・正しい
清らか・良い性格・寛容・聡明・勝者
悟ってる・特別な人間・天国行き etc
「心の傷を癒せていない人」
「許せない事がたくさんある人」
イコール
ダメ・劣ってる・間違ってる・おかしい
汚れてる・悪い性格・狭量・愚か・敗者
悟ってない・一般人・地獄行き etc
ではありません。
*心の傷の有無、許せない事の有無と
自分自身 (人間として) の価値は
イコールではありません
あくまで私が経験してきた
出来事のなかで感じたこと
心の傷を癒していく過程で得た気付き
こういう捉え方をしてみたら
心の傷が癒えていきましたみたいな
“ 紹介 ” や “ 提案 ”
みたいなものであって
絶対にこうしろ、こう思え
これ以外の考え方感じ方は無い
間違ってるぞ、という趣旨の
エッセイではありませんので
ご安心ください
勉強、テスト、漢字の書き順など
学校で習ってきたことには
正誤や明確な答えがありますが
人の生き方、在り方、観念、感情
心のこと、心の傷を癒す方法や答えに
合ってる間違ってるはありません。
本当に人それぞれです。
いろんな流派があるし
人によって経験してきたこと
育ってきた環境、生きてきた時代
感じ方、考え方、癒し方
自分に合うもの合わないもの
人の数だけ答えがある。
正解はあるけどありません
自分の答えは自分のなかにあります。
家族から性的虐待を受けた方の
お話しを匿名でお聞きします。
