とある言葉がきみに突き刺さり


傷口から漏れ出す液を“愛”と形容してみた


思いやりの欠如と形だけの交尾は


腐れ縁のきみとあたしによく似ている


それでも「好き」とか


愛したっていいじゃないか


縛り 誰も触れないよう


これも運命じゃないか


消える消える とある愛世


終わる頃にはきみに飽いてるよ


愛か欲か分からず放つことは何としようか


きみがくれた涙はあたしが飲み干すから


「弱虫でもいい」と甘い嘘をくれたら


逃げ出せたのかな


「愛した」って言うのですか?


しがみついて藻掻くことを


殺したっていいじゃないか


きみが嫌うあたしなんて


愛したっていいじゃないか


縛り 誰も触れないよう


これも運命じゃないか


消える消える とある愛世