なんだかなぁ…┐('-`;)┌3 | そちらに行って良いですか?

そちらに行って良いですか?

平凡で怠惰に過ごす日常では決してみることの出来ない世界…

そんな世界に行ってみたくて毎日楽しく生きています(*´∀`*)


さとうみつろうさん公認『大天使ワラエルの編み人形』編んでいます(*´∀`*)

目指せ!編みぐるみ作家!ヾ(*´∀`*)ノ”

続きます。


私はこの本に対して否定的な感想を持っていない為、割と元少年Aに肩入れしたような感じ(?)の意見を述べています。


そんな私の意見と、世間の意見とはかなりの温度差があります。


きっと不快に思われている方も多いことでしょう…


『こういう意見もあるのだ』と、ひとつの意見として読んで頂けると嬉しいです。







始めの方で私は

二度と同じ悲劇を繰り返さない為に…遺族の思いを守るためにモンスターが人間になることを許さない

というのが世間の総意なんだろう

と書きました。



もう少し詳しくいうと

・少年Aが犯した罪は許されるものではない。
・その存在自体を世間の戒めとし、新たに類似の事件を起こさせない

・その為に少年Aのままでいてもらわないと困る!

という感じでしょうか…

他にも

・守られるべきは『遺族(被害者)』であり加害者側ではない

・だから『加害者は救われるべきではない』

という思いもあるかもしれません…





…矛盾、していますよね…



『少年Aの更正を望む』

『だけど更正するのは許さない』


世間がどちらを望んでいるかはわかりませんが、少なくとも私は

『元少年Aを許す』ということはその罪をも認め、なかったことにすることではない、と思います。



『元少年Aを許す』ということは、その罪故に苦悩する彼を見守り続けること、だと思います。



もし、彼が再び罪を犯すことがあるとしたら、それは再び心を失った時だと思います。

では何故『再び心を失う』ことになるのか?




それはおそらく『救われたい』と願うも『救われるべきではない』と自らを戒める彼自身の葛藤と

追い討ちをかける様に『そうだ、お前は所詮犯罪者なんだから救われたいなど願うな!!』という世間の声が、徐々に徐々に心を蝕み、弱らせていくのではないかと思います。


元少年Aが犯した罪は許されることではありません。

どんなに悔やんでも、何をしても時間は元には戻りません。


でも未来はまだわかりません。



元少年Aが再び心を無くし、凶行に走ってしまうか…心を無くすことなく『更正』出来るかはわからないんです。



未来を分ける分岐点は『彼を見る周りの目』だと思います。


『所詮犯罪者!』『救われたいなどと望むな!』という目で見続ければ、追い詰められやがて心を無くしかねない…

けれども少なくとも『追い詰められなければ』心を無くすことはないかと。



それは世間の、私達ひとりひとりにかかってくるかと思います。


あなたは『元少年A』に何を望みますか?