当時の旦那と母親と三人で午後3時頃外来の待合室に言葉も無く 、ただただ 呼ばれるのを待ち、一段落した病院に妙な静けさを感じて、少しキョロキョロしてみる三人でした。
こちらへどうぞと呼ばれ、ゆっくりと診察室へ吸い込まれました。なにも考えず思わず、ただ吸い込まれて行きました。今、思うに あれは 癌闘病の入口だったのかなと思います。まだ9月、診察室も西日にて、暑くてムシムシしていた中、先生は 極めて単刀直入に告知を切り出した。いかにも、切れ味バツグンに。

検査の結果は、卵巣がんの疑いです、しかし 実際のところ開腹して見ないとハッキリとは言えませんが、今の段階では グレーです。良性からはハズレたのでした。
その場ですぐ手術日が決まり と言うか もう決められていて 一週間後には入院更に一週間後には手術と言うスピードでした。告知の時は、さすがに涙が出ました。旦那も母親も泣いていましたが、うちの母親が先生に 先生!私は大丈夫でしょうか?と尋ねたもんだから、私は少し笑ってしまい、それを見た先生が 笑える位だから大丈夫だな(笑)と言っていました。
元旦那は 青ざめていました。
それが 私の 一番最初の癌告知となりました。

つづく