・10月1日~3日
1日~3日は仕事でしたが、僕の心と肺は完全にやられてました。

仕事中、何かを考えようとすると猫さんたちのことが心配で頭に浮かび、次の仕事を考えられません。

仕事はミスを連発。

仕事で一人で作業する工程がありますが、
一人になると猫さんたちのことを思い出して涙がボロボロ💧

肺もアンモニア臭でやられていました。
感覚としては火事の時の肺にいつまでも残る煙に近いと思います。
当然、マスクはしていましたが、ふとした拍子に肺の奥から残った臭いが出て来て、その都度、猫さんたちのことを思い出して涙がボロボロ💧

保護された猫さんたちはみんな推定年齢は若いのですが、その理由はみんな生まれた時から、ひいてはお母さんのお腹の中にいた時から、この空気の悪影響を受けていて、空気ですらまともではない地獄の民家では、みんな長く生きられず、亡くなっていったため、若い子しかいなかったのです。

人が作った地獄です。

様子のおかしい僕に同僚たちが話を聞いてくれました。
わかっていることを細かに説明しました、話を聞いて「ふーんチュー」という人もいましたが、
センターに行くという人もいらっしゃいました。

後日、この重大事件が各メディアに載ると、そこで初めて、「芸能人来たの⁉️」とかいう人もいました。
僕はその人に乾いた笑いしかできませんでした。

連日、仲間のスタッフさんたちが状況を教えてくれました。
お世話のために多くの人が活動していること。
受け入れ先のボランティアさんたちが他の医療機関で治療と手術をしてくれていること。
その移動のために多くの搬送ボランティアさんたちが動いていること。
少しずつ好転していること。
亡くなってしまった子がいたこと…




命を救うために多くの人たちが動いていました。
泣いている場合ではありません。
またあの場所に行かなければならないと思いました。
5日は仕事が休みでした。次はもうこの日しか参加できません。やりきると決めました。


あの場でこっそり、手伝ってくれた心ある前線のセンターの職員さんたちがいたことを書かせて頂きます。
命を救うため僕は側に居るその人たちに誰かれ構わずわからないことを聞きました。教えてくれました。
両手がふさがっていた時に扉を開けてくれた人もいました。
ある人は「ここは動物たちの施設なんだから汚れなんて気にするな」とおっしゃってくれました。
僕は僕にはできないことをしてくれるその人たちに素直に感謝しました。

このことは書くべきか悩みました…
なぜなら、こっそりとでも手伝ってくれた前線の職員さんたちが上役の方々に呼び出され、「よけいなことに手を貸して❗ルールを守らなかった❗」と糾弾されてしまうのではと不安だったからです。
あの状況は確実に緊急事態です。
命を救うためには行動し実行することが全てです。
血の通った心ある人たちが糾弾されることがあるなら、

…許しません…

上役の方々は、
2階の猫さんたちがいたホールに一度も来なかったことを後日、確認しております。
明記させて頂きます。

・4日
4日は葛藤しました。
が、前々から参加する予定の譲渡会に参加しました。
季節はすっかり秋です。
美味しい空気でした。

柿がなっておりました。

ワンコたちとバイオリンの演奏を聞けて、また涙が…

人が作った地獄しか知らなかった、
猫さんたちみんなに、健康を取り戻し、この空気、世界の広さ、美しさを知ってほしい。
誰かの家族になって名前をもらって幸せになってほしい。
そのために、5日はできることを全力でやりきるそれだけを考えました。

続きます。