大好きなお友達のTV君と「ビジネスパーソンのための物理学入門」を勉強しているポンコツ親父です。
カルフォルニア大学バークレー校教授の野村泰紀さんが分かりやすく教えていただいているはずですが、まあ難しい。
量子力学は100年前にほぼ完成されていたらしい。
幽霊なんていねえよ、いる訳ねぇと言ってる人は勉強してみなよ。
見えてくるカモね〜
実家近くにちょうど良い長さの岬があり先端に灯台があるのです。
1/4ぐらいの位置に駐車場がありそこからは岬の頂上に遊歩道があるんです。
左右には海が見えて数箇所東屋もトイレもあって散歩にはちょうど良い岬なのです。
その日は付き合いはじめて間もない嫁ちゃんを誘ってお散歩デートに行ったのですね。
天気も良く暑くも寒くもない爽やかな季節。
片道2キロぐらいの遊歩道で先端は灯台に降りる細い1人分の幅しかない割と急な階段が海に向かっているのです。
転落防止の手摺りが階段の片方にあるので老若男女誰もが行ける場所なんですね。
あまり人が来ない場所なのでしばらく2人の時間を過ごし、そろそろ帰ろうと階段を登りはじめたのです。
真ん中辺りまで登った所で上から人が降りてくる気配を感じたのです。
足元を確認しながら登っていた私は視線を少しあげてみたのです。
ジーンズと登山靴が目に入りました。
「あ!人が降りて来た」
そう思った私は仰ぐ様に視線を上げてみたのです。
そこには青いチェックのシャツと赤いチェックのシャツを着た2人の男性がいました。
下は2人ともジーンズに登山靴。
そして同じくカウボーイハットを被っていたのです。
狭い階段で道を譲らないとお互いがすれ違う事ができませんので少し下を登っていた嫁ちゃんに振り返り声をかけました。
「おーい、人が降りて来たからちょっと避けよう。」
「うん。」と言って私の顔を見たのです。
反応を見た私は手摺りを跨ぐ様に避けて顔をあげたら2人はいません。
「あれ?何処へ行った?」
階段はまあまあの高低差があるし横へ逸れる道はありません。
急いで登ったとしても遊歩道までは数秒で登れるハズはありません、
足音も聞こえなかったし。
また振り返って嫁ちゃんに「上に人がいたの見ただろう?」
「えー見てないよ。」
マジか
私は走って遊歩道まで上がって見渡したのですが何処にも2人の姿を確認出来ませんでした。
嫁ちゃんが登ってくるのを待って
「いや上に2人男の人いただろ?」
「なに脅かしてんの?」と。
遊歩道を帰りながら東屋の裏も確認して駐車場まで戻って来たのですが、町道から分岐して駐車場までもなかなかの距離があります。
途中で遊歩道を外れて海まで降りたとしても2人の車が無い。
頂上に沿った遊歩道は海側へ曲がっている場所は見通しが良い所もあるんだよね。
幻覚か?
真っ昼間にあんなハッキリとした幻覚見るのか?
俺 こ わ れ た か ?
中高生だった頃にこの岬で自殺した人が居るとのうわさは聞いていましたが、2人なの?
恐怖は感じませんでしたが今でもあの2人はいたのかいなかったのか不思議でなりません。
夕日を見に行って帰りの足元が暗かったら嫌だったろうな。