この話、書こうかどうしようかと迷ったけれど、全部を書かないと、ちなちゃんが私にしてくれた事が分からないので、書きました。

信じない人は、ただの偶然と思うだろうけれど。
でも、ちなちゃんを知ってる私には、ちなちゃんがしてくれた事だと思ったから、天気も交通状態も動かしてくれた、ちなちゃんだから、私は、ちなちゃんがしてくれたんだと思う。

ちな、大好き♪ありがとう♪




※長文です。

私はちなちゃんが大好きでした。
大事な大事な愛娘で、ずっと、ずーっと
・・・一緒のつもりだった。





4月の初め。

朝、午後と吐いたので、行きつけの病院へ行きました。
そこで言われたのは、この子は癌です。

吐いてしまうので、バリウムの検査は吐き気が収まったらと言われ、翌日連れていくと、獣医(院長先生)は、がんのサプリを10日分出すから、それ以降に様子を見て検査にしようと言われました。

なんとなく、この時私は、獣医さんがちなちゃんは長くないから、このまま様子を見た方が良い、家族と一緒に居た方が良いって思ったんじゃないかって思った。


癌と聞いて、頭が真っ白になって、丸1日泣きっぱなし。
でも、泣いててもどうしようもなく、今ちなちゃんが少しでも助かる方法を探さなければ!と、その後はネットにかじりついて、色々調べて取り寄せました。

お水、ハーブ、サプリ(病院で貰った以外)、癌の為の食事(亜麻仁油や糖分は上げない等)。
当然食事はマズイと思うけれど、ちなちゃんは「マミィ、美味しくないでちよ」と訴えながらも食べてくれました。

8日目 ちなちゃんがまた吐きました。
行きつけの病院からは2日位なら来なくても良いと言われてましたが、私の頭は、吐く=癌予防が出来ない。

9日目 また吐きました。
ちなちゃんが、このまま逝ってしまうんじゃないかと怖くて、咲貴君の方の病院へ行きました。

検査をすると、数値を振り切るものが3つあり、癌ならこれのどれか。
数値から見て、石が詰まっている可能性も無くは無い。
けれど、お腹を開かないと犬は分からないし、もうちなちゃんの数値は今何が起こってもおかしくないものだから、今すぐ手術をしないととても危険な状態と言われました。

でも、ちなちゃん。
吐いたけれど、下痢Pだったけれど、元気だった。
マミィ?って不思議そうに私の顔見てた。
私の指(石灰沈着性腱鞘炎)の部分舐めて、大丈夫?って心配してくれた。

生きて今ここに居るのに、最後は苦しくても家でって私は思っていたのに、ちなを失いたくなくて、一縷の望みがあるならって、そう思って、手術をお願いしてしまった。

小さな病院で普段手術日は決まっているけれど、先生は緊急だからって、お昼抜いてそのまま午後診療蹴ってまでしてくれた。

手術は診察室で行い、ドアも開けっ放し。
待合室から左側にある診察室が待合室から見える。
多分、そうした方が良いと思ったんだと思う。

手術前に私、ちなちゃんの声がドアから聞こえた。

手術ね。大変だったらしくて先生と助手さんの話も聞こえてた。
癒着あちこちして、途中本当に危険で、呼ばれてここの癒着取りますって、手術台に横たわるちなちゃんと、開いたお腹を見た。
私を呼んで言ったものの、結局ここで止めてお腹を閉じる訳にも行かないらしくて、先生やってみるからって言ってくれて、私はまた待合室で待った。

1時間くらいして名前呼ばれて、ちなちゃんが危険だから名前呼んでください!って言われて、私必死で「ちな!」って何度何度も呼んだ。
先生たち必死で心臓マッサージしてくれた。

でも・・・

ちなちゃん、返ってこなかった。

閉じたお腹の横にはすい臓がんがあって、聞いたら、取れたんだって。
他にリンパの転移もしてるかもしれないって言ってたけど、していなかったんだって。

癌取れたのに、ちなちゃん、逝ってしまいました。

癌取れたら、サプリ続けて治そう!

そう思って、私待っていたのに。


私の左耳、ちなちゃんの最後の声が聞こえる。
目は手術台に横たわった姿が残っている。

手術前、生きていたのに、元気だったのに。
最後は家で!って思ってたのに!!!

私が一縷の望みなんかしたから、逝ってしまった。
たとえ時間が短くてもまだ生きれたのに。

逝った瞬間からずっと、苦しくて、哀しくて、後悔ばかり。


うちに連れて帰って、玄関に来た咲貴君に「ちなちゃんだよ。呼んであげて」って言ったんだけど、咲貴君、ちらっちなちゃんをと見て、奥に行ってしまった。
あとで分かったことだけれど、咲貴君にはちなちゃんがもう居ない、これは死体って分かったんだと思う。
この後2日間、ご飯もおやつも食べなかった。
彼は彼なりにショックだったんだと思う。

べべちゃんは、ちなちゃんを見ると、起こすように呼んでくれた。
でも、やっぱりちなちゃんは起きてくれなかった。

父が土に還すかって言って、私、それは嫌!って思った。
ちなちゃんは、虫が嫌い。寂しがり屋の不安症だから。
だから、火葬にする。部屋に置く!って言った。

土日を挟むから皆がしているように数日ちなちゃんを置いておこうって思った。

でも翌朝、ちなちゃんを見たら、ちなちゃんがもう此処に居ないと言うのと、この姿をとてもちなちゃんが嫌がっているように思えた。
「マミィこんな姿イヤでち!」って。

だから、私声が嗄れてしまって電話が出来なかったので、家族に頼んで市の焼き場に電話して予約取ってって頼んだ。
予約、いきなりその日の午前中にって言われて、ちなちゃんの亡骸、大好きなピンクの布団に包んで焼き場まで歩いて持っていきました。

骨は持ち帰るから、近くで骨壺買って、でもちなちゃんの好きなピンクや赤の骨袋無いから、ネットであとで買った。



多分、過去最高に、私、酷かったんだと思う。
あんまり哀しんで泣くから。

今年の冬は体重増えたんだけど、ちなちゃん逝って1週間もせずに体重あっという間に減ったし。
ずっと泣いているせいで鼻炎になって、ボロボロ。

どれだけ、ちなちゃんを可愛がっていたのか知ってるから、いつもはもう飼うな!って言う母でさえ、落ち着いたらまた飼えば?って言う程だったから。。。


ちなちゃんの最後の声。
最後の姿が焼き付いて離れなかった。


自分でもペットロスなったの分かってるから、周りに迷惑かけてるの分かっているから、どうにかしようと、ペットロス克服とか調べたり、気晴らしにあちこちのパピヨンのブログ見たりした。



そんな時、ちなちゃんの子犬の時(受難期前)の姿とそっくりな仔をネットで見つけた。
見た時、また涙がボロボロこぼれて、小さなちなちゃんにそっくりって思った。
ブリーダーさんのHPで、オーナー募集の仔。

私が、ちなを探した時は、トライカラーの女の子って2匹しか見つからなかったのに、ちなにそっくりな仔。
文面読むと、中々オーナーが見つからないお転婆な仔。運命のオーナー出会えますように!って。
でも小さい子だから先住犬で3kg以上ある家はNG。

・・・咲貴君5kgだから、NGだし。

飼うにしても飼わないにしても無理だし。
・・・飼うのが怖いって初めて思った。

ちなのように逝ってしまったら怖い。
ちなの事、思うと、飼う資格ないって思った。

数日経っても、ちなちゃんの事が頭から離れなくて、何か別の事に集中しないと、何かしないと頭がおかしくなるって思った。

その間もペットロスのHPあちこち見た。
多くの克服は新しくペットを飼う。
私の過去の克服は、時間の経過と今いるペットか新しい仔。

咲貴もべべも私が連れてきたけれど、咲貴は父っ子、べべもまた別の家族に懐いてる。
ヘルニア治ったばかりの咲貴とも、べべちゃんとも遊べない。

ふと、ちなとそっくりな仔、どうなったか気になったので、見てみるとまだオーナーは決まってなかった。
咲貴(5kg)が居るから、無理だし、べべちゃんの足の事(先天性奇形)聞いたらダメって言うだろうって思いつつ、メールでうちの現状を正直に書いて出してみたら、返事が来て、ちなそっくりな仔は足が長いしお転婆なので、ワンコに対応した住宅や飼い方が出来る方、それからパピヨンの性質を知ってる方ならって事で連絡が来たので、また書いて出した。

返事が電話で来ました。

直接話してみたら、ちなちゃん、べべちゃんのブリーダーさん知ってる人だったので、その辺の世間話や、パピヨンの話。
私「私より条件のいい人がいるなら、そのワンコの将来にとって一番良いのが良いから断って下さいっ」て言ったんだけど、OKが出てしまいました。
今は直接ワンコを見ないと飼えないので、とりあえず見学になりました。

てっきり断られると思っていたのに、トントンと話が進んでしまった。

いつか飼うにしても、こんなに早くの予定じゃ無かったし、ちなの事が辛い。
顔は似ていても、あの仔はちなちゃんじゃない、代わりにはならないって分かってる。

でも。
お転婆さんが居たら、ずっとちなの事、考え続けていられないかもしれない・・・。
そうも思った。

家族に話して飼う許可はもらいました。
見学に行くけど、連れて帰るか分からないって言って。

体力がいきなり落ちたので、私一人で遠出はキツイから、家族の一人に付き添いをお願いして一緒に行きました。
行ってみれば、話通りのお転婆さん。
昔の咲貴君とどっこい。。。

ブリーダーさんはパピヨン大好きな人でした。
血統の為、繁殖の為のブリーダーが多い中、この方は本当にパピヨンが大好きだから、大事にしない人には渡せないというタイプ。

話を聞けば、お転婆さんの問合せ、見学の数すごかったのに、オーナーさんが決まらない。
ほぼ、見学の時点で止めるらしい。
それからトライカラーなのにお父さん一族、お母さん一族は両方とも茶白。
劣性遺伝?先祖還り?みたいに生まれた仔で、普通は生まれない仔。
2度とこの両親から、トライカラーはないだろうって。
※両方の一族にトライが居ないと生まれないらしい。

なぜこのタイミングで、偶然のようなことが起こるのか。

大人しい子犬も見せてもらったけど、結局、お転婆さんを連れて帰りました。

この時、咲貴君の治療費でかなり出費をしていたので、ちなちゃんの手術費は人形を売って作ろうとしてた。
ちなの手術費は後日で良いと言われていたので、咲貴君の次の検査の時に一緒に払いますって、言っておいたんだけれど、動物病院から電話がきた。

私が行かないと思ったのかな?そう思ったら
「その後ちなちゃんどうしました?」って。

火葬にしてお骨は部屋に置きました。咲貴君の薬が切れたら行きます。
ちなちゃんの手術費の金額、大きくなるかと思ったから、手術費を聞いて電話を切った。

人形数点オクで出してたけど、入札は1つのみ。
マズイって思っていたけれど、終わってみれば2倍の高値で落札されて、ちなちゃんの手術費と咲貴君の一回分の治療費を賄ってくれた。

動物病院に行くと、電話の理由が分かった。
咲貴君の診察なぜか最後にされて、検査結果を聞いた後、ちなちゃんの話になりました。

この先生は動物で言う内科系になるそう。
知らなかったけれど、獣医はそれぞれ内科系、外科系みたいメインが違うらしい。
こちらの先生は、内科系の教授(研究者)から教わり、その系のつてがある。
血液検査のデータ一部の発見はその教授が始まり。

ちなちゃん、すい臓がんだったのに、教授の発見したデータの数値が最悪ではなかった。
もっと酷い数値になってもおかしくなかった。
だから、その教授に連絡をした際、すい臓がんとデータ、レントゲンを提供してほしい言われたみたい。(飼い主の許可なしに渡せないから)
今後のワンコ達の為に役に立つなら、哀しい想いする人が少なくなるならと、提供してきました。

本当はちなちゃんの体も検体で欲しかったんだと思う。
でも、火葬したし。
言われても体は渡せなかったと思う。

今思えば、ちなちゃんが「この姿、嫌でちよ!」って言ってくれなければ、火葬遅れてたかも。
土葬にしてたかも。
土葬の場合、掘り返されて検体になるかどうか分からないけれど、ちなが私と居たいって言ってくれたからからお骨は私の所に居てくれたのかな?って。

逝ってまでも、ちなちゃん凄い子だね。
こんなに沢山してくれた。

私が困らない様に。
ワンコ達の未来の為に。

今は来た子犬の「めるる」が居て、目が離せないほどお転婆すごいから、ちなちゃんの事、哀しむ時間が減ったよ。

↑めるるです。(一見おとなしそうだけど全然違います)
この仔の成長記は今別ブログで書いています。


ちなちゃん。
本当に、ずっと、ずーっと、一緒に居たかったよ。

私がいつか虹の橋に逝くまで待ってて。

ちなちゃん大好き♪
ありがとう♪