ある旅行好きの友人が、「海外のクルージングへ一緒に行こう!」と何年も前から何度も誘ってくるのですが、最低10日は仕事の休みを取る必要があるためにそう簡単には了承できません。

 

友人は過去に何度もクルージングを体験しており、日本の豪華客船よりも海外の大型の船の方がお好みで、あまりの行きたさに我慢できず、今年すでに一人で予約してしまったそうです。

 

私も数年前に日本の豪華客船「飛鳥Ⅱ」に乗船しましたが、友人からすると「小さい、揺れる!」だそうです・・・。

 

それでもダンスホール、プール、遊戯室など多種多様な部屋が用意されていて、食事も美味しく、部屋もゆったりとしていて快適だったのを覚えています。

 

そして船内は何よりも豪華ですから、ドレスを着たりして華やかな写真をたくさん撮ることができ、良い思い出となりました。

 

豪華客船旅行から帰ってきた後に、スタッフ側の実情を人から聞いたり、調べてみたところ、やはり想像以上に過酷な状況を強いられているようです。

 

従業員の寝泊まりするところはもちろん小さな部屋にベッドを敷き詰めて何人も過ごすことになり、労働時間も12~14時間にもわたる場合もあり、さらには月給も日本円で下働きのスタッフは10万円もいかないこともあるそうですね。

※どこの国のクルーズの会社かは分かりませんが…。

 

個々の部屋の清掃はもちろん、厨房の仕事や廃棄物の処理なども重労働ですし、船の中に従業員や必要物資をすべて詰め込むわけですから、人にも物にも限りがありますからその中でこなす必要があります。

 

重い荷物を運んだり、立ちっぱなしで、睡眠不足にもなり、さらに空気も悪そうですから健康を害することは間違いないと思います。

 

クルーズ船には二面性がはっきりと生じています。

 

豪華で華やかな客側と過酷で重労働の下働きの、光と闇に分かれ、それとは知らずにクルージングを楽しんでいます。

※人間は頭では分かっていても楽しければ、知らないふりをするものなのです。

 

こんなきれいでゴージャスな思い出写真が取れたとばかりにインスタグラム等に気軽に投稿できます。

 

その写真からは投稿者の楽しんでいるキラキラとした表面の部分が見えますが、その背景には思いもよらない裏側が垣間見えているものなのです。

 

豪華クルージングが大好きな友人は、その実態を明らかに分かってはいますが、「考えない、とにかく楽しむこと!」という思考の持ち主なのかも・・・。