現在、渋谷で開催されている
『ピーターラビット展』を観に行きました。

元気なウサギの男の子を主役としたビアトリクス・ポターの名作を
きっと皆さまはご存知でしょう!

絵本の挿絵である水彩画の原画が多数展示されていて、
ピーターラビットやその他の作品も知る良い機会となります。

ビアトリクス・ポターは1866年のロンドンに生まれ、
子供の頃から絵の才能を発揮していました。

家族で避暑地に訪れた湖水地方では、動物や美しい花々、
そして壮大な自然を描き続けていたのです。

ある時、知人の子供が病気の療養中、元気づけに
彼女がウサギやリスなどの動物を書き添えた絵手紙を送ったことが
後のピーターラビットのきっかけとなります。

後に作家として成功した彼女の作品は、
誰が見も彼女の作品であると一目で分かり、まさに彼女の世界そのもです。

その生涯は、好きな絵を仕事として世に出す一人の女性の社会的自立であり、
愛する自然を保護するための活動を惜しまなかったといわれています。

また、愛する男性との死別も経験していて、
女性として悲しみをも乗り越えてきた人でもあります。


そんな彼女の描くピーターと仲間たちの愛らしい仕草や表情、
豊かな自然はまるで絵本から飛び出しそうなくらいの
躍動感に満ちていますね。

そんな愛情の込められた絵本を子供に読みきかせれば、
きっと登場人物と一体になって楽しんでくれるのかもしれません。

皆さまも子供の頃にお母さんに絵本は読んでもらいましたか?

きっと当時の思い出は忘れることなく、大人になっても
幼き日のよき思い出となるものです。

好奇心大生なウサギに色とりどりの花々、興味心をそそる洞穴や畑の風景は
きっと探求心をそそられるかもしれませんね。

子供は絵本という媒体を通して、世界に入り込みますから、
やはり愛情のたくさん込められた作品に触れるのがいいでしょう!

自然や動物を深く愛し、強い意志と才能で駆け抜けたポターの作品に
触れてみてはいかがでしょうか。


きっと、とても優しい気持ちになれることでしょう!

絵のタッチがとても繊細で柔らかく、何よりも温かいのですから。



ビアトリクス・ポター生誕150周年
『ピーターラビット展』

日時:8月19日から10月11日まで
場所:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷東急本店横)
時間:10時から19時まで