それは
何年も何年も前のお話
私とメアリーも
まだまだ子供で
じゃれ合いの延長から
喧嘩をたくさんしていた
その時もそう
もう喧嘩が長引きすぎて
何が原因か分からないほど
この喧嘩が終わるのは
親に無理やり
引き裂かれるか…
または
どちらかが泣くか
はたまた
どちらかが謝るか…
ベッドの上での乱闘は
長引き
口論だけじゃおさまらず
軽いたたき合いから
徐々に
足が出始めた時
体格の差から
このままじゃ
負けると感じた私
だけど
謝るなんて
頭の中になかった
そう
私はプライド高き女
キャサリン
乱闘で
温かくなった靴下を脱ぎ
「次叩いたら
この靴下
顔につけんで！」
メアリー
「そんなんしたら
○○にチクるで！！」
(○○は当時好きだった人)
くっそーーーヾ(｡｀Д´｡)ﾉ
万が一
靴下が臭かったとか
チクられたら
その恋
終わったも同然
そこで
私は前日メアリーが
激しく
すっ転んで
腕に怪我をしていたことを
思い出した
卑怯な私は
「んじゃー
そのカサブタはがすで！
謝ったら許したるわ！」
へっへーーん！
どうや
と、ドヤ顔をキメた
するとメアリーは
何かを思いついたように
後ろを向いたわ
その後姿に
私は危険を察知して
瞬時に叫んだ
謝ったよね
枕を守る為なら
プライドなんてないよね
私の家に
泊まりにきた友達に
まず言うことは
「その枕には
絶対に触らんといてな」
母に勝手に
洗濯された日にゃー
私の怒りは
一週間おさまらない
それくらい
枕を愛おしく思っている
毎日
抱きしめて
毎日
嗅いでいる
大切な枕に
人の匂いや
洗剤の匂いがつくと
嫌なの
不衛生でもいい
今のまま
ありのままの枕を
愛してる
さて次回も
そんな大切な枕の話
【登場人物】 に
ユアサとチキチータを
追加しました～(*^▽^*)ﾁｪｹﾗ
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今日のBGMは
枕へ気持ちを込めて
超新星の
「S.E.C.R.E.T」に決定！！