『花を見ている 花も見ている』

 
有名な陶工 河井寛次郎さんの言葉です。
 
 
 
どんな意味を込めてこの言葉を綴ったのか。
何を伝えたかったのか。
 
 
 
陶工でもありながら、
数々の書や言葉を残していらっしゃいますが、
この言葉についての説明が残っていないので、
その真意は分かりません。
 
 
 
 
わたしなりに解釈すると、
 
自分ではない存在を認めれば、お互いの心で通じ合えるよ。
 
 
 
 
きっと、あえて解釈はつけなかったのかもしれません。
いろんな考え方や想いを大事に出来るように。
 
 
 
 
 
この言葉は、
ももを亡くし悲しみのどん底にいるときに出会いました。
 
 
 
 
いつも、ももを見つめていました。
 
病弱だったこともあり、いつも気にかけていました。
 
寝ていることがほとんどだったもも。

 

 
 
 
でも、ふと気付くと
 
目を細めて私を見つめ返していました。
 
 
夢うつつで見ていたのか、
眠い目を細めて見ていたのかは分かりません。
 
 
 
でも、目が合うととっても嬉しそうで。
 
飼い主しか分からない嬉しい表情をするんです。
 
 
 
 
『ももを見ている ももも見ている』
 
 
お互いが相手を思う。
 
 
きっとももは、ストーカーのように
今も私を見ているはず(笑)
 
 
 
私は、
記憶に残るももの明瞭な姿を
いつも見つめています。