数年前のコロナ禍、私の会社は経営的にかなり大変な状況でした。
いろいろと神社に行ってみたり、図書館でとにかく本を読み漁ったりしました。
その中で衝撃を受けた言葉が『二宮尊徳の教え』です。
『田畑山林は人民の勤耕にあり』
自然の持つ無限の徳は、人が手を入れて初めてその価値がでます。
土地の価値をいかにして高めるか、また、産業においてもどのように
して発展させるか衣があるのです。
『今年の衣食は昨年の産業にあり』
今年の衣食が整うためには、自然の道にのっとった産業界の昨年の苦労と努力があってこそ
このことは産業界だけでなく人生のあらゆる行為全てに通じるものです。
『来年の衣食は今年の艱難にあり』
昨年の努力と丹精によって今日という現在があるのですから、今日という日々は未来のために
いっそう努力しなければなりません。日々努力し継続することは大変なことでありますが、
しかし、その辛さに打ち勝ってこそ期待すべき未来があるのです。
私は、この言葉を忘れません。何よりたくさんの支援を頂いています。
和の郷12月号月刊誌から 坂本 三佳子
