和乃弦のちょびっと脳内スキャン -18ページ目

和乃弦のちょびっと脳内スキャン

音楽家【和乃弦】のブログ.頭にふと浮かんだ事を少しだけ。どうぞごゆっくり(^^)


黄昏る、と言う行為には、若干のナルシチズムが付き纏う気がするが、思わず黄昏れてしまう時と言うのがあって、そんな感情を引き出されてしまう様な場所や時間が好きだ。

だから、わざわざ海に行って堤防に座り込み、水平線を眺める午後4時、なんてのは黄昏道(?)においては邪道なのである。笑

黄昏は、日常に紛れ込んでいる事が大事。

夕暮れ時の寂れた商店街を歩いている時なんかは、まさに黄昏の連続である。


そこで沸き起こる感情は、そこはかとなく、様々な物語が脳内を駆け巡る。

これがまた、ヒカリエなんかだとそうはいかない。

オシャレな場所は黄昏を許さない。

刺激はあるが、黄昏はない。

黄昏は有機質、オシャレは無機質なのである。

黄昏時なんて言葉があるが、この時間帯は、昼でもなければ、夜でも無い、非常に曖昧なものだ。

明るくも無ければ、暗くもない。
寂しくはあるが、泣く程でもない。

この曖昧さが、何とも独特な感情を生むのだ。

僕が音楽を創る上でも、この【黄昏】がもたらす感情を表現すると言うのは、大きなテーマの一つである。

パキっとした激しい感情の表れは無いけれど、何となくそこにずっと浸っていたくなる様な、メロディ、コード、、、


思えば、黄昏ってやつは、日本人らしい感覚だ。

情緒、侘び寂び、黄昏、、、

曖昧だけど、素晴らしい。




色々な事が当たり前になって行く。

仕事で言えば、立派なスタジオでのレコーディング、ホール等でのライブ、CDにクレジットされる事、映画館やTVで自分の曲が流れる事、、、


プライベートでは、妻が料理を作ってくれる、洗濯をしてくれる、話し相手になってくれる、、、

最初の頃は、驚きや興奮、感謝で心が一杯になる。


その内、それら全てが日常の一コマになって行き、当初あれだけあったはずの様々な感情が薄れてくる。

勿論、時たま、何かのきっかけでそれらの感情が溢れ出す事もあるけれど、持続するのは難しい。


けど、やっぱり、大切なんだよね。

初心忘るべからず。

今更な言葉ではあるけど、人間にとって、これ程実践するのが難しい事もなかなか無い、深〜い言葉。

忘れたくないものです。



42回目の誕生日を明日に控え、これを書いています。

42歳と言えば、世の中的には立派な大人であり、何なら初老であり、加齢臭のするオジサンであり、中間管理職であり(?)、、、

いずれにしても、公私共に、ちゃんとしてなきゃならない不惑の年齢であるはずですが、、、

生きてきた時間に比例せず、僕の中身があまりに稚拙だからかでしょうか、どこかまだ、自分が42歳になるなんて、ちょっと信じられない気持ちでいます。苦笑


と、それは兎も角、、、

周囲の方々から、自分が生まれて来た事を祝って頂ける誕生日と言うのは、それ自体、単純に喜ばしい物ではあるけれど、同時に、この歳になると、頭を垂れ、今までの自分を見つめ直し、折り返した人生の残りの距離に対してどう走り抜くかを考える、なかなかに意義深い日でもあるなと。


以前も書いたかも知れませんが、40代に突入してから今日までの2年間、試練の連続でした。


怒涛の様に押し寄せて来たそれらに、正直、心が折れかけた瞬間もありました。


けれど、家族や友人、様々な方々に助けられながら、少しづつ前を向いて歩を進める事が出来る様になって来た今、あらためて、生きている事に感謝しています。


勿論、今現在も、全てが解決した訳では無いし、これから先も、まだまだ色々な障害が立ちはだかるに違いありません。


それでも僕は、生きて行く。

出来るだけ沢山の人に、恩返しをしたいから。

ついでに、楽しく過ごせたら、儲けもん。

決意も新たに、また小さな一歩を。


いつも有難うございます。


こんな僕ですが、これからも、和乃弦をよろしくお願い致します!


2017年6月7日  和乃弦