【活動報告】〜 段ボールに入れて棄てられた猫さん 〜 | 動物保護団体 わんにゃんこのブログ

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三重県を活動拠点に行き場の無くなった犬や猫の里親探しをしている非営利動物ボランティア団体です。

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少し前の事です…

ある猫ちゃんの里親さんからスタッフに相談がありました…

朝、ご主人の出勤時に玄関先に成猫が段ボールに入れられ置かれていたそうです😭

警察と保健所に連絡して来てもらったそうですが、恐らく飼い猫で下半身に痛みは感じてるが動かず、腹水も溜まっている様子で多分、先は長くなくこのまま保健所で引き取っても譲渡対象ではなく殺処分になると…

遺棄されたお宅の御家族は、こんな形で棄てられたのは余りにも不憫と思い、自分達で引き取って看取ることができるだろうか??
かといって保健所に連れて行ったらこの仔の命が絶たれてしまう…
と悩まれ、勝手なご相談で申し訳ありませんと…

その後、
推定年齢15歳以上のメス
下半身マヒのため自力で排尿排便が出来ず膀胱圧迫しての排尿は、慣れてない方には難しい為、わんにゃんこで保護することになったと獣医師から連絡がきました。

相談して下さった方は、とても優しい方で、ご自分のせいではないのに「申し訳ないです」と泣いてみえたそうで「この仔のために使ってください」と支援の品などを持ってきてくださいました。

そして別のスタッフが
“この仔に残された時間は穏やかで光り輝くものになるように”と「ひかりちゃん」という名前を付けてくれました。

最初に画像を見た時、下半身の毛が剃られているのかと思いましたが獣医師によると、動かない下半身を自分自身で舐め続けて毛が抜けたのだろうとのこと…
これだけツルツルになるまで、どれだけの期間舐め続けたのでしょうか?

遺棄した人は、保護猫を飼っているお宅だと知っていて玄関先に置き去りにしたのだと思います…

おそらく真夜中の犯行だと思います…

ひかりちゃんは箱の中で去ってゆく飼い主の足音をどんな思いで聞いていたんだろうと考えると胸が痛みます…

動かない足で必死に追いかけようともがいたのではないでしょうか?…

病気になったから…
高齢になったから面倒がみられないというのなら最初からペットを飼わないで欲しいと思います。

あなたが、この仔にどれだけ謝罪の言葉をかけていたとしても、このお宅なら “きっと面倒をみてくれるから生きていけるだろう” と自分を納得させていたとしても、それは自分の犯した罪を擁護する自己満足でしかありません…

自分は手を下さず、命を他人様に押し付け
もし保健所で殺処分になったとしても知らないところで亡くなるのなら それでいいとでも思っているのでしょうか?

ひかりちゃんにとっては、あなたが全てでした…

あなたにとっては???

亡くなるところを見るのは嫌だった?

あなたはそうでも、ひかりちゃんはどうでしょう?

最後の最後まで、大好きなあなたのそばにいたかったと思います…

とてもとても残念です…