預かりボラのつぶやき
〜 美有(びゅう)ちゃん のこと〜
ある現場で1才位の子を保護してくれた方が「実はそこにはボロボロの高齢の猫ちゃんがいるんです。でもその子までは保護できないです」(他にも保護して下さっているためです)と連絡をもらいました。
その現場での彼女の名前は…「ボロちゃん」。。。
悲しい名前です。
毛玉だらけの痩せた身体で地面に置いてもらったご飯を食べる写真に胸がつぶれそうになりました。
ずっと野良さんだったのか
棄てられたのか
中外自由で暮らしていて他の猫に追いやられて迷子になったのか…それはわかりません。
ただその時の彼女は生きているのがやっとといった感じでした。
この子を助けなければ‼️との強い思いで保護しました。
寒い冬のことでした…
保護した後は初期治療をしてもらい酷い状態の毛玉をこまめに取っていく地道な作業が続きました。長年の汚れは何度身体を拭いてもなかなかとれるものではありませんでした。
そんななか優しい方が預かりをして下さる事になりました。
彼女の名前は「ボロちゃん」なんかじゃない‼️
と診療所の先生が綺麗な子だから『ビューティーちゃん』と名付けてくれました。
後にMさん(預かりさん)が『美有 (びゅう)たん』と呼んでくれていました。
大切に大切にしてもらい、ゆったり穏やかな毎日を過ごしました。Mさんのお宅には美有ちゃんと同じ位の年齢のお友達もいました。
一緒に日なたぼっこをしたり、
一緒に寝たり💤
凍えるような寒い日も
カンカン照りの暑い日も
嵐の日もお外で頑張ったけれど…
もう何の心配もありません。
お腹がすいてご飯をさがさなくても
いつもお腹いっぱいご飯が食べられます。
穏やかな優しいお顔になりました。
美有ちゃん、Mさんの事が大好きで猫さんのトイレ掃除をする時は必ず預かりさんのお膝の前にやってきて甘えていたそうです。
きっと「私が1番よっ😸」て言っていたのだと思うと教えてくださいました。
2022年2月に保護されMさんのお宅で 2月14日~ 2023年5月15日までの1年3ヶ月幸せな日々を過ごしました。
最期はMさんの帰りを待っていてMさんの腕の中で息をひきとりました。きっとMさんに「ありがとう、いっぱい幸せだったよ」と伝えたかったのだと思います。(最後の2枚の写真は虹の橋を渡る日のものだそうです)
みんな同じ命です。
ボロボロだから保護できないではなくボロボロだからこそ保護しなければならなかった大切な命です。
美有ちゃんのこと。。。
とっても可愛い美有ちゃんのこと。
穏やかで幸せな日々を過ごして旅立っていった美有ちゃんのことを覚えておきたいと思いここに書かせていただきました。
わんにゃんこにはたくさんの保護猫さんがいます。皆それぞれ色々な経緯で保護されます。
みんなみんな幸せになって欲しいと心から願っています。
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