猫、飼ってみたいんだけど。
猫アレルギーだから。
こればっかりはしょうがないよね。
友人、知人の中にこのような会話を交わした人が複数いる。
猫は好きなんだけど、触れ合うことで健康に影響が出てしまうからできない、と。
私も特定の知識は多く持っていない中で、無理はできないけれど方法がないわけではないという意の言葉を返して・・・お茶を濁していたかもしれない。
この時はまだ、私が主体的に考える必要がなかったので。
もともと花粉症はスギもヒノキも持っている私だったが、
今年はお正月あたりからムズムズしはじめて、毎年4月の半ばぐらいにフェードアウトするのが5月になっても収まらなかった。
外にいる時間は何の違和感もないのに、なぜか家に戻るとおかしくなる。
それどころか夜中は鼻水が奥にたまる息苦しさで眠れない日も多く、咳も出て春先は特に辛かった。
昨年末に罹ってしまったコロナのこともよぎったけれど、あれこれ考える前に耳鼻科へ行き、薬をもらって様子を見た。でもスッキリしない。
他に原因があるのだろうか。今度は近所の呼吸器科へ。
これまでの経緯を話した後、医師から「1つずつ可能性のある原因を消していきましょうか」と言われ、勧められた2つの検査を受ける。
1つ目の検査の結果はすぐに出た。
「喘息だね。ものすごい数値が出てるのよ」
喘息・・・これだけでもまさかだったので、一瞬「えっ!」となった。
肺に異常はなく、息苦しさは気管支喘息によるものだという診断。
しかし、そもそも定期的に喘息を検査する習慣なんてないから、前から症状としてはあったのだろう。
今になって検査して分かっただけじゃないかと、なぜかすぐ冷静になった私。
もう1つの検査結果は後日。
これが私にとって、さらに大きな「えっ!」だった。
「猫アレルギーだわ。数値が振り切れてる。これが喘息に関係しているんだと思う」
猫アレルギーといっても、反応が出るのは主に猫のフケらしい。
日常的に猫と触れ合うだけでなく、猫と一緒に寝ていることでいろいろ吸い込んでしまったものが反応してしまったと考えるのが自然なのだろう。
私の場合はハウスダストなどのアレルギーもあったので、家の中にいると息苦しく感じた原因がこれではっきりしたわけだ。
猫アレルギーという診断結果は、もうどうやっても覆らない。
付き合おう。
思い出したのは、立川談春 著「赤めだか」の中にある
師匠の立川談志が遺した言葉である。
現実は正解なんだ。現実を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
現実を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。
その行動を起こせないやつを俺の基準で馬鹿と云う。
猫アレルギーだからといって、猫と暮らせないわけではないと自分で言っておきながら、
いざ自分が猫アレルギーだと分かったところでアタフタしてもしょうがない。
家の中の暮らしを変えるのではなく、猫との生活の中で何ができていなかったのか、何を疎かにしていたのかを洗い出して実践するところからはじめよう。
猫アレルギー当事者になったとて、猫との暮らしをあきらめることは当然できない。
ならば、まとめて共存しながら日々を過ごしていくための方法を考えるのみだ。
大事なのは猫アレルギーの症状を何とかするのではなく、症状の原因となっている要素を取り除く努力を続けることだろう。
それができた上で今までと変わらない日常が送れるのであれば、私のクオリティ・オブ・ライフは高いままでいけると思っている。
以上、ブログを使って私の現状を整理したまでにつき、お読みいただいた皆様には不快な部分もあったかと思いますがご容赦くださいませ。
私は正直少し凹んだ時期もありましたが、今は持ち直して元気です。そして猫たちは変わらず元気です。
あと、猫と暮らしている中で猫アレルギーが分かったというケースは決して少なくないでしょう。状況はそれぞれゆえに大丈夫と言い切ることは控えますが、猫との暮らしを継続できる方法は必ずあると私は思っています。
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