いつも春は、4月は、いろんなことが不安定です。
若い頃からそうだったと思います。
新年度から気持ちを新たにとか、スタートダッシュとか、たぶん実践できたことは1度もありません。
花粉症だし寒暖差もダメだし、心身が整わないからなおさらかもしれませんが、
今年の4月も、長すぎるほどに長くて、いろんなことが目の前に訪れた1ヵ月だったのです。
4月1日の朝に、父の訃報を受けました。
「かなり危ない」とか「家族が呼ばれている」とかの連絡を想定していたのが、入院先で普通に就寝してそのままこの世を去ったという最期だったと。
慌ただしく東京駅でおみやげを買い込んで関西の山奥に帰省し、家族にも頭を下げまくりながら慌ただしく見送って、1泊2日でまた戻ってきたわけです。
ある程度は聞いていましたが、病に対する向き合い方から最期までの日々も、とにかく「寝たきりでも生き長らえる」ではなく「立っていられるうちにできる限りのことをする」という過ごし方で一貫していたといいます。
これが世間的に正しいとかの話ではなく、本人が望んでいる形に沿う中身で通せたことが、何よりも立派だったなと、改めて思いました。
金曜日に報せを受けて、土日でとんぼ返り。
今思えば「悲しい」という感情など、どこかへ飛んでしまっていましたが、
まさか、ちゃんと週末で事が済むようにと考えてくれていたのか。もしそうだったらもう私は父に未来永劫頭が上がりません。
私は次男坊なもので、早く都会に出て、いろんなものに紛れたかった人間なもので。
それを許してくれた。理解してくれた。これだけでも感謝なのに、去る時まで「生きるってこういうことだ」と、身をもって教えられた。帰りの新幹線の中まで、私の心の中に湧いていたのは「すごいな」という感嘆の思いでした。
自宅に戻り、ひと息つく・・・間もなく、
猫たちのごはん、トイレ掃除、「どこ行ってたんですかー!」の抗議の声に対する弁明・・・愛猫家に休みはありません。
そこから、YouTubeチャンネル出演の話とか、猫セミナーの準備とか、下旬のイベント出店のやはり準備とか。
猫関係だけでなく、在宅でライティングの仕事もしているゆえに、オンオフの切り替えもなく月末まで、本当に長く感じる日々を過ごした思いです。
もちろん、いいこともたくさんありました。緊張するような経験も、うれしい出会いも。
この年齢になっても、まだまだ見知らぬ世界があったり、未開の地があったり。
そこに誘っていただけることもまた、自らの器を広げてくれる機会となり、とにかく感謝の思いでしかありません。
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