悲しいのは人間だけではなく、一緒に遊んだり、ケンカしたり、毛づくろいし合ったり、近い場所で毎日を過ごしていた家族がこの世からいなくなることで、同居する動物たちにも悲哀の感情が生まれます。
中には、一緒にいた家族の死を受け入れられない子もいるでしょう。
じっと玄関を見つめていたり、泣き声にも似た声をあげたり・・・実際に相棒を失った子の行動についてお話を聞くこともできました。
我々飼い主は自分自身のペットロスと同様に、一緒にいたはずの家族がいないことで気持ちを乱している愛猫(愛犬)に対するケアも考えなければいけない。これもまた、複数飼育のご家庭にとって避けて通れない道となります。
ペットロスは飼い主だけの問題ではないことに、私も遅まきながら気づかされた瞬間でした。
残された猫(犬)たちも何かを感じ取ってはいても、現実が受け入れられない、もしくは「なんで急にいなくなっちゃったの?」という疑念によって、頭の中が混乱してしまうことも想像できます。言葉で説明できない部分を、飼い主がどうやって寄り添い、気持ちを理解する、あるいは癒す方向にむけて愛情を注いであげられるのか・・・
本当に、本当に難しいテーマです。
愛猫がたくさんいて、にぎやかなご家庭も、いつか必ず、その雰囲気はフェードアウトしていきます。
だからこそ、先の現実に備えておく。
何かをするのではなく、「前もっての意識」だけでも十分な意義があると、私は思いました。
今回もささやかな場所ですが、参加者ご自身、そしてご家庭の愛猫との暮らしに還元できるものはたくさん得られるセミナーになったかと思います。
次回の開催が決まりましたら、また告知させていただきます。
販売店でもお求めいただけます。
手帳の見本もご用意していますので、ぜひお立ち寄りください。
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