中国ドラマ「独孤伽羅~皇后の願い~」 総評 | 華流ドラマみてます

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独孤伽羅~皇后の願い~/★★★★

全55話

 

 

「歴史を動かした独孤三姉妹の物語」

 

 

 

中国史上初、一夫一妻制を貫いた、隋の初代皇后・独孤伽羅。

政略結婚から、夫を皇帝へと導くまでの、波乱万丈の物語。

 

 

 

 

 

 

北周から隋までの、国の滅亡と建国を描いたドラマ。

一応、主人公は三女・伽羅ですが、物語は三姉妹全員が主人公のような作りになっています。

 

ストーリーの主軸となっている独孤家は、当時の中国でかなりの影響力を持った一族だったようで、このドラマに登場する三姉妹は、「夫が皆、皇帝になる」という、まさにあげまん姉妹。

独孤家と婚姻を結ぶことで、皇帝の座につけるという時点で、当時の独孤家が国を動かす権力者だったことがわかります。

 

物語の前半は、独孤家長女・般若がメイン。

後半からが、三女・伽羅。

そして全体を通して登場するのが、次女・曼陀。

 

ドラマを見ると、当時の国の混乱ぶりがよくわかります。

国が滅び、新しい国を作る。

複雑な時代ですが、女性目線から描いたこのドラマは、非常にわかりやすくまとまっています。

 

また、国の動乱よりも恋愛ドラマを主軸に置いているため、恋愛ドラマ気分で見れます。

難しい歴史ものは苦手という人でも、とても見やすいです。

 

歴史ドラマとしても恋愛ドラマとしても楽しめる、一石二鳥な作品でした。