抗議文提出:平成25年3月23日

中日新聞社長 小出宣昭殿

昨年七月一日、当会は貴社に対し抗議を行った。河村たかし名古屋市長の南京事件
発言に対する貴社の姿勢を批判し、中国に媚びる報道ではなく、国民目線の報道を
するように求める抗議書を手渡したのであった。 貴社が社会の公器としての使命を
再認識し、一流の報道機関となることを願っての抗議であった。 しかしながら、我々の
期待は裏切られ、その後の貴社の報道は、偏向ぶりがますます強くなっていったと言
っても過言ではない。


 昨年夏、尖閣諸島周辺で中国漁船の挑発が繰り返された際、貴社は、日本が警備
行動を強化することが悪であるような社説を掲載している。オスプレイの配備も中国を
刺激するという理由で異議を唱えている。 これらの報道は、中国国内において日本の
報道として持ち上げられ、中国共産党の宣伝に用いられている始末である。
 
 昨年末、安倍首相誕生のときの報道はどうであったか。十二月二十七日の第二十面
では、安倍首相の写真に身長を低く見せる修正を施した上で、そのまわりに「ネトウヨ」
「まぐれ敗者復活」「国防軍オタク」「極右はしゃぎすぎ」などの罵詈雑言を書き込み、
貴社が『辛口有識者』と称する左翼言論人たちのコメントを掲載した。 このことについ
ては、電話等にて多くの非難が寄せられたと聞いているが、社内では本件に対する総括
がされているのか。貴社の自浄能力を発揮して検証記事を書かれることを期待したい。


 いうまでもなく、貴社は東海地方で圧倒的な占有率をもつ新聞である。これは、七十
年間を超える信用の結果である。 貴社の記事がこれ以上偏向して国民の常識を逸脱
することがあると、貴社への信用が低下し、東海地方に発言力があるメディアがなくなる
ことにもなりかねない。それが我々の憂慮するところである。
 貴社の昨今の売国報道に対して抗議を言上するとともに、貴社が自らの報道姿勢を
猛省されることを要求する。我々は、貴社が国民に信頼される報道機関に生まれ変わる
ことを期待する。   http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/cf/2cbf6c21383398c2c29b08772b1de903.jpg
 
                 平成二十五年三月二十三日
頑張れ日本!全国行動委員会愛知県本部  代表 榊原周治