消費者庁は18日、輸入業「デメテル」(東京都豊島区)が販売した日食観察用のメガネについて、目をいためる危険性があるとして、使用しないよう注意喚起した。同社が通信販売した41個を回収している。

 商品は「日食観賞用グラス」(中国製、1900円)。可視光線の透過率が0・23%で、安全性の目安とされている数値(0・003%以下)を大きく上回った。

 同庁は国民生活センターと連携して16事業者20製品の安全性を調査していた。

 同庁は危険な製品の見分け方として、(1)室内の蛍光灯を見て形がはっきりと見える(2)LEDライトなど強い光にかざしたとき、ひび割れや穴が確認できる-などをあげている。