医療ミス損賠訴訟 原告の請求棄却 宮崎地裁判決
毎日新聞社 4月14日(土) 配信
医療ミス損賠訴訟:原告の請求棄却--地裁判決 /宮崎



 宮崎大学付属病院で、肛門の全摘出手術を受けた宮崎市の男性(55)が「直腸がんと誤った診断をされ、不必要な全摘出手術を受けた」として同大に約3500万円の損害賠償を求めた訴訟で、宮崎地裁(牧真千子裁判長)は13日、原告の請求を棄却する判決を言い渡した。

 判決によると、男性は09年3月、同病院で潰瘍性大腸炎に伴う直腸がんと診断され、肛門の全摘手術を受けた。牧裁判長は「手術時の検査では原告はがんであったことが認められ、医師の説明義務違反も認められない」と述べた。