これ、他局では放送されないし、すぐに消されてしまうので、今しか知り得ない情報です⇒
【青山繁晴】ニュースの見方 メタンハイドレートを狙う米中韓 2011.7.27 
http://bit.ly/pcuAxZ 携帯視聴可。9分余りの Youtube動画。
韓国の、日本海を『東海』 と読んで奪おうという動きを、米国は利用しようとしている。研究水準は日本が世界トップ。
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ということで、まぁ、この動画も、すぐに消されてしまうでしょうから、文字の書き起こしをしておくことにしました。
…私以外にも、してくれる人はいらっしゃるようなんですけれども、消されることが分かっている動画なだけに、保険の意味も含めて、私も文字起こししようかと。
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まぁ、家で録画されている方にとっては、Youtubeで消されても、問題はないんでしょうけれどね。関東在住の人々向けってことでww
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======(ココカラ) ======
男性アナウンサー「さぁ、水曜日は、独立総合研究所の青山繁晴さんです。青山さーん!」
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青山氏「はい。」
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男性アナ「おはようございます。」
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青山氏「おはようございます。」
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男性アナ「さぁ、今日は何でしょうか。」
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青山氏「はい。あのー、先週は、スコットランドから、当地で開かれていた、国際ガスハイドレート学会っていう学会で、日本海のメタンハイドレートを巡って、韓国が、日本海っていう名前をもう実質…」
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男性アナ「はい、そうですね。」
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青山氏「はい、国際社会から消してしまうように、東海、東の海っていう名前を使って、ずっと発表をおこなっているという話をしたんですけれども。あの、その学会、そのあとも続きまして、僕は、おとといに、日本に帰って…」
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男性アナ「あーそうですか。お疲れさまでした。」
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青山氏「いえ、それで。今日はですね。そのー、先週に引き続いて、この日本の自前資源であるメタンハイドレートの今後のことについても、お話したいんですが。中井さん、最初にそのー、韓国の発表、あるいは研究なんですけれども、えー先週もちらっと、アメリカと共同研究してる例が多いと申しましたね。」
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男性アナ「はい。」
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青山氏「で、実は先週、お話してた段階では、充分に気がついていなかったんですが、その後も韓国の、発表を見聞きしていますと、やがて分かってきたのが、実は、アメリカと、単に共同研究してて、えー、韓国は、すすんでるなーという話、よりも、実は、むしろ韓国はアメリカに利用されていると。」
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男性アナ「ほー、アメリカに利用されている」
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青山氏「はい。これはあのー、私だけの見方ではなくて、一緒に出席・参加してた東京大学の、ま、教授であったり、あるいはその、東京大学の研究室で、博士号を取って、そのあともそこにいる、いわゆるあの、ポスドクってやつですね。」(※ポスドク=博士研究員)
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男性アナ「うんうん」
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青山氏「博士号を取って、次のステップに向けて準備している若い研究者、そういう方々と話し合っても、皆見方は同じなんですね。つまりアメリカが、一言で言うと、竹島の南のメタンハイドレートを、むしろ取りに来て、」
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男性アナ「あー、狙ってる」
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青山氏「はい。でその、目的のために、言わば韓国の野心であったり、韓国のメンツを賭けた研究を、巧みに使ってると言うべきだということが分かってきたんですねー。これは実は、単に韓国は日本海を東海と呼んで、竹島の南のメタンハイドレートも我が物にしようとしてると、いう事よりも、実は日本にとっては、僕自身も含めて、ショックは大きいと思います。
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 というのは、そのー、国際社会において韓国は、日本海を東海と名前を変えるように、努力をしていて、ま、いろんな仕掛けもしていて、ですね。で、日本はそれに対して、ま、懸命に抵抗はしてるけども、ずるずる後ずさりしてると。でも、まさかアメリカが、実はすでに、日本海を東海と呼ぶことに、実質的に肩入れをしてて、日本を助けてくれるだけではなくて、むしろ本当は、国際社会では、国際社会に出てみれば、韓国の側に居ると、いうことを、僕も含めて、皆知らないわけですから。で、このことの衝撃ってのは非常に大きいと思うんですね。
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男性アナ「ですね。」
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青山氏「はい。でそれと同時に、そのアメリカというのは、あー、福島原子力災害があってなお、オバマ大統領は、これから原子力をむしろ拡大していくってことを明言してますし、それから中東の権益を含めとして、自らも産油国でも、実はあるわけですけれどもアメリカは。テキサスから良質の油もでますけれども、それに加えて中東から出る油や、あるいは天然ガスの、権益を握ってるわけですから。
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男性アナ「ん、うん。」
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青山氏「そのアメリカが、その、韓国っていう他の国を利用してまで、日本海のメタンハイドレートを、手に入れようとしてるっていうことは、如何に、次世代のエネルギーを巡って、世界の争いが激しくなっているか。」
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男性アナ「そうですよねー。」
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青山氏「そん中で、日本の、実は隠れた自主資源、自前資源であるところのメタンハイドレートがどれぐらい大きな意味を持っているかっていうことに、改めて気付かされると思うんですね。」
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男性アナ「ですよね。」
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青山氏「でその上で、中国の、発表なども、注目をされたんですけれども。中国については尖閣諸島の辺りで、従来型の海底油田だけではなくて、メタンハイドレートについても注目してると、いうことは分かっていますから。」
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男性アナ「狙ってるわけですねー。」
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青山氏「はい。でどういう発表をするか、私も含めて皆注目してたわけですが、実は中国は、日本海におけるメタンハイドレートについては、一切、何もふれずに、え、基本的に南シナ海のメタンハイドレートについて、徹底的な発表を行いました。」
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男性アナ「あー、はい。あのー、南沙諸島とか、あの辺ですか?」
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青山氏「そうです。西沙諸島・南沙諸島の辺りなんですが。あのー、西沙諸島・南沙諸島を含む南シナ海で、ベトナムやフィリピンなどと、鋭い対立を中国はしていて、特にベトナムとは、戦争のおそれすらあるぐらい、対立は先鋭化してるわけですが。その中国は、南シナ海において、えー、今まで申しました従来型の海底油田、だけではなくて、実はメタンハイドレートが大きな目的であるっていうことが、え、今回の学会で、とてもはっきりしました。
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 で中国の発表、印象的だったのは、決して先走りせずに、自らの技術や、研究内容の基礎を固めるっていう発表が多かったんですね。でこれ中国は、要するに、現在は、むしろ従来型のエネルギーの確保に動いていて、あるいは原子力を今後も増やそうとしていて。しかしその先を見たときに、じっくり基礎を固めた上で、メタンハイドレートの実用化に踏み出したいと、いう考え方が非常にはっきりと…」
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男性アナ「なるほど。長期的な戦略をちゃんと持ってるわけですねー。」
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青山氏「そうですね。で、これに対して、たとえばインドは、インドの東側、つまり日本に近い側の海からメタンハイドレートが出ることが分かってるんですけど、実はインドもアメリカと共同研究が目立ちました。つまりアメリカは、このインド洋においても、メタンハイドレートの確保を狙ってるわけなんですが。実は、これも私の見方だけではなくて、日本の他の研究者からの意見でもあるんですが、インドの発表っていうのは、派手な割に、内容が不充分なものが多かったです。えー、ということはインドは、アメリカの手も借りて、ま中国との対抗上もあって、メタンハイドレートに着手してるけれども、まだ、中身がしっかりしてる段階じゃない、しかし、その、エネルギーの獲得競争っていうものに、ま、手を突っ込んでおかなきゃいけないっていう考えが、むしろよく分かりました。
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男性アナ「でしょうね。だからアメリカの共同研究っていう、そのアメリカの背後には、おそらく石油メジャーの手があるんでしょうね。」
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青山氏「そうです。あのー、今までの、石油メジャーは、むしろメタンハイドレートに対して関心が薄いんじゃないか、と考えられてきたんですけれども、今回の学会で一つハッキリしたのは、国際メジャー石油資本っていうやつも、メタンハイドレートに関心が向いてると、いうことが言えると思いますね。」
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男性アナ「ですね。」
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青山氏「で中井さんその上でですね。実は学会全体を通じて言うと、研究内容の水準の高さや、あるいはポスター発表っていうんですが、口頭で発表するだけじゃなくて、ポスターを展示して、これ地味に見えますが実際はそこで質疑応答が頻繁に行われますから重要なんですが、このポスターの発表の多さ、全部日本が、ナンバーワンだったんですね。」
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男性アナ「はーぁー。」
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青山氏「だから実は、研究の水準、取り組み自体は、日本はメタンハイドレートでは、やっぱり世界トップなんですね。で、そのことを活かすためには、たとえばこのー、スコットランドのエジンバで開かれた学会、この番組で申してる以外は、日本では、全く報道が何もされてないわけですから。あのそういうところに目を向けて、日本の今までの技術の高さっていうものを、実際の自前資源の確保に向けて、実用的に活用していくってことが大事だと、いうことが最後に言えると思います。」
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男性アナ「そりゃ言えますよね。戦略的に、10年後20年後を見据えたエネルギー政策と、いうものを、しっかりと確立しなきゃいけないという気がしますよね。」
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青山氏「はい。」
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男性アナ「はい、ありがとうございました。」
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青山氏「はい、ありがとうございました。」
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男性アナ「独立総合研究所の、青山繁晴さんでした。」
======(ココマデ) ======
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▼私も、数年前まで化学の分野で研究をやっていたことがあるので2つ、付け加えます。
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一つ目。中国では研究室や研究所の数も多く、研究発表の数も多いけれども、中国の研究水準というのは、正直、高くありません。
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同じ中国人であっても、海外に出て研究をしている人々の水準は高く、それに比べ、中国国内での研究は、捏造や盗作が多く、研究の進歩自体も遅いという現状があります。
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二つ目。エネルギー政策に関して、10年20年という期間で将来を見るのは、期間が長期的過ぎます。
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研究の結果として、大きな枠組みでの達成が10年かかったとか、20年かかったとか、そういうことは、あるでしょう。しかし、研究者の意識として、10年後20年後という長期的な考えでは、誰一人として、『研究者としての成果』 を上げることができない、ということを意味します。少なくとも化学の分野では。したがって、研究者の意識では、そのような長い期間で物事を考えません。たとえ教授といえども。
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1年あるいはそれ未満の研究を、全体としてつなげていく、方向性を維持する、というのが、研究における長期的な姿勢です。
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ですから、研究の進歩も1年、3年、5年という期間でどんどん進んで行くものだという考えの下に考える必要があります。『政策』 が『研究』 よりも遅れるというのは、研究者にとっても、国民全体にとっても不幸です。
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その観点を持って、政治家さんには、エネルギー政策に取り組んで頂かなくては困ります。数年のうちにも成果を期待するぐらいの気持ちで、予算を付けるなり、特許政策の改善を進めるなり、そういった取り組みが、政治家さんには要求されるのだ、ということを心して頂きたいと思います。

(外部拡散用URL: http://amba.to/mP5fnM )