時事通信 3月27日(日)5時7分配信

 統一地方選は27日、札幌、相模原、静岡、浜松、広島の5政令市長選が告示された。このうち浜松は再選を目指す現職の鈴木康友氏(53)しか立候補を届け出ず、政令市長選として初の無投票当選となる公算が大きい。
 立候補の受け付けは午前8時半から各選挙管理委員会で一斉に開始。4月10日の投開票に向けて選挙戦に入った。同日には、3月24日に告示された12都道県知事選、4月1日告示の41道府県議・15政令市議選も投開票される。 
 5政令市長選のうち、民主、自民の二大政党による与野党対決型となったのは札幌と広島の2市だけ。札幌では、民主などが推薦する現職の上田文雄氏(62)と、自民が推薦する元総務省自治大学校研究部長で新人の本間奈々氏(41)の一騎打ちとなる見通し。現職が引退する広島では、民主が実質支援する元副市長の豊田麻子氏(45)と、自民などが推薦する元厚生労働省中央労働委員会事務局長の松井一実氏(58)ら6新人が立候補を届け出た。
 現職不出馬の静岡では、河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」が公認する元参院議員の海野徹氏(61)ら3新人の争いとなる見込み。相模原は現職の加山俊夫氏(66)ほか2新人が立候補した。(了)
鈴木康友(すずき・やすとも)、上田文雄(うえだ・ふみお)、本間奈々(ほんま・なな)、豊田麻子(とよだ・あさこ)、松井一実(まつい・かずみ)、河村たかし(かわむら・たかし)、海野徹(うんの・とおる)、加山俊夫(かやま・としお)

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