一般医療ニュース

需要予測上回る供給可能 来季のインフルワクチン

2010年7月13日 提供:共同通信社
 次のインフルエンザ流行期に備えて接種するワクチンの需要について、厚生労働省の検討会は12日、最大で5340万回分程度になるとの予測をまとめた。国内メーカーの製造能力は5810万回分程度で、十分に供給できる見通し。実際の製造量は今後、メーカーが決定する。

 ワクチンは、昨年から今年にかけて流行した新型インフルエンザとA香港型、B型の3種を組み合わせたもので、厚労省は10月ごろの接種開始を見込んでいる。

 一方、昨年度準備して余った新型インフルエンザワクチンは、今年11月時点で7300万回分、来年2月時点でも4200万回分が使用期限内。厚労省は、接種開始時期より前に新型の流行が始まったり、流行規模が予想以上に大きくなる懸念があったりする場合に使えるとしているが、新たに製造するワクチンで需要が満たされれば、出番のないまま廃棄される可能性がある。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/07/13/122753/?Mg=5b1a64a2e56279eebb491e6e655370b1&Eml=84efd35f72e1ddac427f95699de9f9d8&F=h&portalId=mailmag&mm=MD100713_XXX


一般医療ニュース
インフルエンザワクチン製造要請、最多
2010年7月13日 提供:毎日新聞社
インフルエンザ:ワクチン製造要請、最多

 今冬のインフルエンザの流行に備え、厚生労働省がメーカーに製造を要請するワクチンの量について、同省の有識者検討会は12日、新型と季節性2種の計3種を混合したワクチン約5800万回分とする方針を了承した。同省は「新型インフルエンザの影響で接種希望者が増えても対応できる量を確保した」と話している。ここ数年、季節性のワクチンは5000万回分前後を製造しており、記録が残っている86年以降で最も多いという。今季は季節性と新型のワクチンをそれぞれ接種する必要があったが、今冬は1回の接種で済むことになる。


http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/7/13/122769/