ファーストレディ鳩山幸さん ちゃきちゃきで「はじけた」女性? (J-CAST)
民主党 の歴史的大勝となった「第45回衆院選」。党首の鳩山由紀夫 代表はこのままいけば、第93代内閣総理
大臣となる。ファーストレディと呼ばれるようになる妻の鳩山幸さんは、どんな人なのか。
「おしかけ女房」か「押し切られ女房」か
ファーストレディとなる鳩山幸(みゆき)さんは上海生まれ、神戸育ちの66歳。1961年~67年の6年間、宝塚歌
劇団では「若みゆき」の芸名で舞台や映画で活躍した。退団後に渡米し、当時スタンフォード大学の学生だった
鳩山氏と結婚した。
2人の出逢いについて、幸さんは2009年5月に出演したトーク番組で、たまたま日本に里帰りした際に、知人か
ら鳩山氏を紹介されたと明かしている。その後、2人は偶然にも同じ飛行機に搭乗して再び出逢い、それから1年
後にもう一度2人は偶然、サンフランシスコのダウンタウン ですれ違ったそうだ。幸さんは、運命的な出逢いだった
と回想している。
それからお付き合いがはじまった。当時、幸さんはアメリカ在住の日本人男性と結婚していたが離婚し、1975
年鳩山氏と再婚した。ちなみに、前出の番組では、鳩山氏は彼女を「おしかけ女房」というが、幸さんは「押し切ら
れ女房」と言っていて、意見がわかれているのだとおどけてみせた。幸さんは、こうも言っている。
「主人がいつも言ってくれるのは『僕は全女性の中から君を選びました。なぜかというと、独身の
女性も既婚の女性の中からも全部合わせた中で選んだ』と」
そんなおしどり夫婦の2人。幸さんは2009年7月下旬、北海道であったいくつかの祭りに参加し、「内助の功」も
発揮していたようだ。苫小牧市の祭りでは、「衆議院 議員夫人」と書かれたたすきをかけて、鳩山氏の顔写真入り
「うちわ」を浴衣にさして、パレードに参加している。関係者はこの日の様子を「非常にバイタリティがあり、明るく、
楽しんでいました」と話す。
こんなエピソードもある。幸さんは講談社 の週刊誌「週刊現代 (6月13日号)」で、鳩山氏との家庭生活につい
て、「家事は私が恐縮するくらいやってくれて、たとえば今朝も朝食のあと、お皿をきれいに洗ってくれるんです
ね。私が『ワイシャツの袖が濡れちゃうから、いいいい』と止めても、『これは私の趣味だから』と言って全部きれい
に洗ってくれるんです」としている。とはいえ、家庭での力関係はどちらが強いのか、真相は藪の中だ。
彼女の人物像について、以前一緒に仕事をしたことがあるという、あるカメラマンは、「非常に気さくで素敵な女
性。美人ですしね(笑)。江戸っ子でちゃきちゃきっとしたところがありました。語学も達者ですから、ファーストレデ
ィとして、向いているのでは」と話している。
精神世界 の本や哲学書を読みふけっていた
幸さんは、前出のトーク番組で、ちょっと不思議な発言を繰り返していた。映画を撮るのが夢だと語り、原作を
書いている、というのだ。主役はトム・クルーズにしたいといい、「私は前世で彼(トム)と一緒だったということを知
っているんです。彼にあったら、私は久しぶりね、といえばわかってもらえると思う」と話した。
また、ある時期、精神世界の本や哲学書などを読みふけっていたとも言っていた。ほかにも、番組では「私は、
いつも太陽が出てるじゃない、(その)太陽を食べてるわけ」と、真顔で話している。「どうやって食べるのって思う
でしょ。太陽が出たらね、ぱくぱくぱくって食べてんの。ちぎって食べている気持ち。人が見たら変に思われるかも
しれないけど、あれはすごく力になるわ」と身振りてぶりを交えて力説した。ちなみに、聞き手はこれに、あ然とし
た様子でながめていた。
なお、朝鮮日報は09年8月25日、こうした彼女を取り上げ、「日本の次期ファーストレディーは、『はじけた』女
性」と書いている。一方、ニューヨークタイムズ紙は9月3日、「Japan’s New First Lady Not From Venus, Was
Only Visiting【日本の新しいファーストレディは金星人ではない、行ってきただけ】」という見出しで、英タイムズ紙
も9月4日、「Japan's new First Lady Miyuki Hatoyama: 'I went to Venus in a UFO'【日本のファーストレデイ鳩山
幸:私はUFOで金星に行った】」と打って、鳩山幸さんを取り上げている。外国メディアは彼女の「オカルト的な面」
に焦点を当てているようだ。